私の初恋強奪事件 -3-【TH】【JK】 (ページ20)

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◆ ページ20

JK「あっ？ヒョン、まじでそれ言う？」

ジョングクさん、ほんとそれ。

ユンギさん、まじで言ったの？

目玉落っこちるかと思った。

そのくらい目を見開いてユンギさんのこと見つめたら、くって愉快そうに笑った。

YG「何、お前ら双子？全く同じ顔してんですけど。頭の中身筒抜けてるよ」

『て、えっ？あの…良いんですか？』

YG「何が」

『断っても良いって…あの、その…そんな事言える雰囲気じゃないから、それならやめるしかないのかと…思って…まし…た…けど』

ユンギさんに答えながら、自分の言葉をよくよく考えたら。

不意に、とんでもなく恥ずかしくなって、言葉が尻すぼみになっていく。

断る、なんて選択肢、考えもしなかった。

ただ、受け入れられないから困って。

だからアプローチは端からお断りしてたけど。

それでも、私の中にテヒョンさんへの好意が全くないわけじゃ無いから、同じ気持ちで応えられなくて申し訳ないって、思う気持ちは少なからずあった。

あ、ちょっと待って。

私、断ったりしたら勿体無いとか、無意識に考えてた？

色んな意味で、テヒョンさんみたい人に好きになってもらえるなんて、この先あるはずもないことだから。

だから気を持たせたまま、何とか辞めずに済む方法ないかなって、ジョングクさんに頼んでた？

そんなつもり、なかったはずだけど、

ほんとに？

ほんとに1ミリも、無かった？