私の初恋強奪事件 -3-【TH】【JK】 (ページ1)

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◆You◆ ページ1

『テヒョンさん、そろそろ私シート戻らないと』

TH「ベルト二人で締めたら良いんじゃない？」

『私の精神衛生上も、安全上の理由からもおすすめいたしません』

TH「急に添乗員になるじゃん」

あれからしばらくして、ブランケットから顔だしたテヒョンさんは明らか泣いた後って顔してたんだけど、私はそれには何も言わなかった。

でも、とりあえず離陸が近いから手放して欲しいし、手を取られて同じ姿勢で座ってる角度で腰も痛い。

押し問答してたら、ナムジュンさんがひょこって顔だしてきて

NJ「俺、席かわる？」

て言うから、私は思わず目を半分にして、全力の拒絶という感情をその目にのせて、

『ナムジュンさん。その気の使い方は間違いですので今後その手の提案一切お断りですし、事前に席替えも認めませんからね？肝に銘じてその席黙って座ってて、ください？』

ってラップラインに喧嘩上等で一息で言い切ったら、ヒョウって口笛吹かれた。

やるじゃん、って顔するのやめて。

韓国語上達してんの、口できちんと説明し返さないと、本気で！！引いてくれない！！！あなた達のおかげですから。

S「Aさん、マネージャーっぽくなったじゃん。いい感じだよ～ファイティン」

ナムジュンさんの向こう側からセジンさんがサムズアップでにっこりされて、地味にイラっとした。

ファイティンファイティンうっさいなあ！

この男子たちはぁ！！

って言いたいのをぐっと堪えて、テヒョンさんの脇腹思いっきりつねった。

TH「ったぁあ！！！」

私ソウル来てからテヒョンさんつねるの二回目なんだけど、ひょっとしたら今後もっとつねってく気がしてならない。

そんくらい接触多いし、放してくんないのの抵抗の方法がコレしかない感じ。

『人をつねらない人生が良かった』

痛みで悶えるテヒョンさん置いて、立ち上がった拍子に思わずそんな正直な気持ちが口からこぼれて、

YG「つまらない物切ってしまった、みたいな感じで言うじゃん」

それが何故かユンギさんに刺さったみたいで、爆笑されつつシートに戻った。