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D「そろそろ着くって」
ドユンさんに言われて、社用のスマホ見たらマネ共有グループに、
S「先にRM、JH、Vで、1時間後に他」
て、簡潔な共有があった。
メンバーは、全員一度に迎えてるんだけど、まとめて入ると興奮したペン抑えきれないってことで、先入りと待機組に分かれる話は、聞いてたけど。
どんな組み分けなのかは、朝準備が終わって車に乗り込んだ人順になるから、直前になってた。
D「先にV来るのか〜。ちょっと厄介だから、Aさんはセキュリティチェックの前にいてもらっていい？どんな感じか見た方が良いけど、女性近くにいると何あるかわかんないから」
私はコクコク頷いて、一人セキュリティゲート前で待機した。
待機している時間にドユンさんから、テヒョンさんとジミンさんとジョングクさんはファンが多いのもあってアンチと、それとは別に過激なファンが多い話は聞いてた。
それに、より過激なタイプが付いてるのはテヒョンさんの方なんだってことも。
そうだよね。
唯一無二のあのルックスだから、人を無尽蔵に引き寄せるのはわかる。
寄せる人柄の良し、悪しは関係なく。
あの人すごく繊細で傷付きやすいのに、アンチ対応大変だなって。
でもアイドルなら多かれ少なかれ、そんなこともあるんだろうなってちょっと他人事みたいに考えてた。
テヒョンさんが現れる玄関口にその時までは。
空港の外が騒がしくなって、黄色い声がひときわ高く上がった。
ああ、着いたんだなって思ったら、玄関からメンバーがそれぞれ一人ずつ入ってきた。
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作者名：フネ55
| 作成日時：2023年1月30日 20時
