私の初恋強奪事件 -2-【TH】【JK】 (ページ35)

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両手に顔を隠したままのAを横目で見つつ。

…つまりこいつ、この顔してまだバージn

っと、いや、別にそんなことどうでも良いし。

そもそも、こいつなんで俺に、こんな深めの相談してんだ？

JK「てか、なんで俺にそんな話してんの？まじで一切、興味ないんだけど」

思考を振り払うように頭をぐしゃぐしゃかき混ぜながら、ちょっとキレ気味に言ってしまった。

だってほんとに意味、わかんないし。

なんなのまじで、調子狂うよ。

『だからですよ』

「え？」

『ジョングクさん以外の人に話したら、こぞってテヒョンさんおすすめされそうで。そしたら、私逃げ場無いじゃないですか』

両手から顔を上げて、ゆっくり俺を見るその瞳は、強気な言葉の割に、迷子の色は相変わらず。

『ジョングクさん、私のこと嫌ってますよね？

だから逆に冷静な返事くれそうだと思って、ご相談してるんですよ』

絶対に自覚なしの、普段のこいつなら絶対にしない縋るような目に、思わず庇護欲刺激された。

いや、別にもう嫌いってほどじゃ…

ただ、あんたへの感情の落とし所が、うまく説明出来ないくらい複雑なんだよ。

俺の、テヒョンイヒョンへの気持ちが絡まりすぎてて。

あんたに今説明できるようなことじゃ、ないくらい。