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◇ ページ16
「俺だって健康な、24の男ですよ？ヒョン」
シモいも何も、気を抜いたらそればっか考えますよ。
男の子だもの。
SJ「知ってるよ。でもせめて休みになるまで我慢しない？そしたらお前、プライベートで誘えるじゃん。無理？」
言われて、はっとそれに気付いた。
そうだよ、もう来月には長期の休みもらうじゃん。
そしたら、いつでもどこでも人目があるような仕事絡み以外で、会える。
目の前に現れたAの存在が嬉しすぎて、すっかり忘れてた。
「夏休み…」
ぽつりと呟いた俺の顔見て、ヒョンは全部わかったみたいな表情で、呆れたように肩叩かれた。
SJ「そうだよ。テヒョン？できそう？我慢」
なんか子供におもちゃ我慢させるみたいな言い方だなって思ったけど、俺はにっこり笑って言った。
「可能な限り、がんばります」
て言ったのに。
ジンヒョンの電話にAが電話かけてきて、俺の機嫌は急転直下で。
ヒョンにかわってって言ったのにかわってくれないから、座ってたソファから突き落としてスマホ奪ってAと話したら、電話切った後にしたたか背中を叩かれた。
SJ「お前！全然！できてない！！我慢もクソも、ないわ！！」
アー、我慢するのって、こんなに難しいことだっけ？
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作者名：フネ55
| 作成日時：2023年1月30日 20時
