検索窓
今日:18 hit、昨日:19 hit、合計:167,459 hit

ページ2

HB「食事先はここから来るまで15分くらいかな。まだ全然宵の口だと思うから、焦らず行こう」

私に気を使ってそう言ってくれたホボムさんが呼んだタクシーに乗り込んで、助手席にホボムさん、後ろにテヒョンさんと二人並んで座った。


TH「疲れた?ライブ、面白かった?」

テヒョンさんがタクシーの窓に肘ついて、頬杖付きながら私にそう聞いてきた。

なかなかの麗しい角度だな、って思いつつ、目の毒なのですっと視線を逸しつつ

『すごく、すごく楽しかったです。皆さんすごく素敵でした』

そう伝えたら、そう?って言って黙り込むから、ちらっと視線を流すと、テヒョンさんは思いの外嬉しそうに目を細めて、唇だけで笑ってた。

TH「語彙、なくなるくらい良かったなら、相当だね」

からかってんだなって思ったけど、感動を伝える言葉はまだ未習得で、上手く言葉が組み立てられない。

どう言ったらいいかな、って思って無意識に顎に手を当てようと、シートの上に置いてた手を持ち上げたら、その手がとん、って何かに当たって持ち上がらなかった。

あれ、って思ってそれを見たら、私の手を中空で受け止めてるテヒョンさんの手があった。


あ、って声は、テヒョンさんが頬杖ついてる手の指立てて、しーってするから反射で飲み込む。

後で思ったけど、この時大きな声出したら良かったのに。





そっと覆われるように重なって、指の間に指が入り込んで。


ぎゅ、って握られたとたん、

ぎゅわってなんか、

胸が、

痛いような、

甘いような感覚に襲われて。




息が詰まった。



あれ、これ私、どうしたらいいの?

◆→←◆You◆



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (310 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
863人がお気に入り
設定タグ:bts , ジョングク , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フネ55 | 作成日時:2023年1月30日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。