JK ページ31
『ひょっとして、テヒョンさんが私落とそうとしてるの、皆わかってませんか?』
そうAが言ってきて、俺はぎょっとしたなんてもんじゃなく、音楽聞こうと思って手にしたワイヤレスイヤホンを落としてるの気付くの、ちょっと時間かかってしまった。
やばい、ハイヤーの中暗い。
どこだ?
って焦って足元探してたら、ピカって光が。
見ると、Aが携帯のライト付けてくれた。
そのままの姿勢で頬杖つきながら、
『靴の先にありますよ』
って教えるから、俺はかっこ悪いなと思いながらイヤホン手で拾った。
『だとしたら、私サブマネやめたほうが良くないですか?めちゃくちゃ迷惑ですよね、皆さんの』
『特に、ジョングクさんの』
「それ、本人に言う?」
明日が日本に出国という日で、俺は一人自主練した後帰ろうとマネヒョンに声かけたら、セジンヒョンとAがまだ残ってて、
S「グク、Aさんとハイヤーして送られてって」
って問答無用でハイヤーに乗せられた。
『ジョングクさん、これはちょっとご相談なんですけど』
一人でタクシーは禁止だからしょうがないけど、それにしたって話すことないし移動の間めちゃ気まずいったらないと思ってたら、Aが俺のそんな雰囲気ものともせずに、話しかけてきて。
相談?
このムスっとイライラモードの俺に?
どんだけ強心臓で図々しいのこいつ、て思ったけど。
内容気になるじゃん。
うっかり
「なに」
て聞いたら、ひょっとして、つってどストレートにぶっ込んできた。
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年1月30日 20時