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会社に着いてからは、とりあえずみなさん散り散りバラバラな感じで各人の仕事に別れて。
私はチョンホさんからの随行の研修の続きで、テヒョンさんの取材に同行するとこになった。
TH「いよいよ随行開始？今日は一日中一緒なの？」
聞かれて、スケジュール表を確認したら、取材と撮影3時間、そのあと日本語学習って書いてある。
…日本語学習？
C「あ、それAさん頼める？基本日本語教師は専属ではいなくて、いつも必要な時は外部から呼ぶんだよ」
なんと言う無茶ぶり…！！
私は慌てて、チョンホさんの腕掴んで首を振る。
『いや、待って。話せるのと教えるのとは変です、全然違うですけれどご理解？』
TH「ははは、言葉変だよ」
テヒョンさんが呑気に笑う。
慌てて話すと韓国語おかしくなるの、癖になってる。
テヒョンさんがニコニコ私を見てるのが悔しくて、私はちょっと考えてから、
『…私、教えるのは無理ですよ？』
C「別に文法教えてって話じゃなくて。週末の日本公演用の原稿はもうあるから、発音チェックと読み方くらいだよ」
うーん、これは今更覆らないのやつだな。
『…わかりました。じゃあ、一度やってみます』
C「ありがとう。無茶言ってごめんね」
て言ってチョンホさんは、私の頭に手をのせようとして、中途半端なところで手を止めた。
TH「ヒョン、駄目です」
テヒョンさんがチョンホさんの手を掴んで留めてるのを、ほとんど外野みたいな気持ちで見てた。
C「テヒョン…お前なぁ。頼むから、仕事中は切り替えろよ？」
呆れたような、チョンホさんの声。
私。
周囲のテヒョンさんへの許容と、
テヒョンさん本人の行動について。
ほんとに一度、誰かに相談したいって、切実に思ってる。
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作者名：フネ55
| 作成日時：2023年1月30日 20時
