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歓迎会の後真っ直ぐ家に帰った私は、ソウルに着いてからの怒涛の時間にくたびれ果てて、風呂して眠った。

そりゃもう、泥みたいに。

朝起きて、家じゃ無い天井をぼんやり見てたら、なんか一人で海外来てる、しかも働きに、てことがじわじわ実感してきて。

あとはテンション上がっちゃって、荷物の片付けしたり、周辺のお店とか見に散歩に出たりして、生活環境の確認と開けて始まる仕事の準備して過ごしたら。

初日から早々に始まったこの忙殺に、本気でテヒョンさんのこと、すっかり忘れてた。


なんならメンバーのことも、頭から抜け落ちてた。



セジンさんから、最初の数日一緒に過ごした後に、

S「Aさん男と仕事してるみたいだよ。20歳?ほんとは35歳くらいなんじゃない?感情がほんとフラットですごく良い。そのままいてね」


て言われたけど、はしから突っ込みたい。

男とは?フラットとは?

35歳って具体的な数字は?

セジンさんの感じからして、私に色気が無いってことじゃなさそうだし、メンバーに対して浮ついた感じがないってことかな。

そもそも直前まで良く知らないアイドルだったから、当たり前だと思うけど。



ただ、テヒョンさんに関しては…



ひら、と、手のひらを広げて、久しぶりに触れたテヒョンさんの手が、記憶よりも大きくて、男っぽい指だったなって思う。

化粧落としてた顔は、やっぱりジンさんと同じで、めちゃくちゃ美形だけど、どこかあどけなさも残ってた。



てか、同一人物ややこしい。



あの時は、ジンさんの手だったけど。

もう、記憶の中でもテヒョンさんの手だって思うくらいには、あっさり切り替えてる。





ん?待てよ。



そしたら、
あの私の淡い初恋未満は、

テヒョンさんだったってことに、


なる?

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設定タグ:bts , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年1月19日 17時

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