私の初恋強奪事件【TH】【JK】 (ページ17)

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◆ ページ17

『あー、いえ。スマホは殺してません。壊すか聞いただけです。あと、大したことはしてません。宿を提供しただけですから』

わかりにくい冗談言う人だな、と思いつつ返事を返すと、冗談じゃなかったのか、発言のフォローとかなく、ふーん、て感じで私をじろじろ見定めて、

JK「宿提供しただけの関係なのに、それでサブマネにまでなるなんて、あなた、そんなにヒョンに会いたかったんですか？」

て、笑ってない目でそう言った。

あれ？初対面ですよ？

私、この人に嫌われるようなこと、なんかした？

いや、ちょい待って。

その前に。

『サブマネ？』

なんだその単語。

S「グク、その話まだ彼女にしてないんだよ」

JK「なんで？セジンヒョン？ますます意味がわからない。てことは、本人が望まないのに、サブマネになれたんですか？そんな簡単に決まること？それ」

NJ「グク」

SJ「ちょっと、恩人前にしてんのに、お前は態度悪くない？変につっかかるなよ。まずはお礼を伝えなきゃって話しただろう」

話が読めない。

私が知るべきこと話してると思うんだけど、説明がないからわからない。

なに？と思って、私がここに至るきっかけ作った人に目を向けたら、キム・テヒョンは私をずっと見ていたみたいで、ぱちんって音がしそうなくらい、かっちり目が合った。

『…何か、しましたか？』

確信は無いけど、問いかける。

そしたらキム・テヒョンはちょっと考える顔をしたあと、困ったなって顔で口元が微笑んで、何も答えてくれなかった。