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《オッケー。じゃあAちゃんはテヒョンくんに抱きつかれて、諸々のセリフが言い終わったら振り返って思いっきり抱きしめて!!!》
監督さんの指導が入ってラストシーンの撮影が始まった。
『はい!』
寒い中、愛しくてたまらない彼を待つ彼女。
急にボフッと重みがかかり、振り返らなくてもすぐにそれが誰だかわかる。
TH「ごめん…1人にして。
やっと、会えた。
ずっと、会いたかったよ……」
テヒョンの腕を優しく剥がし、後ろを振り向く。
そして思いっきり私から抱きついた。
『ばか。私だって、ずっと会いたかったよ…』
私より幾分か背が高いので軽く埋まるような形になっている。
すると、テヒョンが私から離れて頬に両手で触れた。
え、こんなの台本にないっすよ?
でも、テヒョンとて目が合うとその妖艶な美しさにのまれてしまう。
そのまま、その端正すぎる顔が近づいてくる。
ちょっと待てーい!!
監督、何で止めてくれないんすか!!!!
もしや、これはチッスでもされてしまう雰囲気?
なんて呑気なことを考えているうちに、テヒョンとの距離がほぼゼロになる。
わあ、まつげなっが。
《カット〜!!!
ヤー2人ともいいね。台本に書いてなかったけどアドリブナイス!
時計も自然に見えてたし、すごく雰囲気が良かったよ!》
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たむ(プロフ) - ふみさん» いえいえ、いつも楽しく読んでくださっているとのことだったのでとても嬉しいです!気にしないでください、全然大丈夫です笑 むしろご丁寧に報告までしていただいて恐縮です…! (2020年6月9日 22時) (レス) id: 719e8bce42 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 先程評価を送ったのですが、星を満点にしようと思ったところを、間違って多分星一個にしてしまったと思います、本当にごめんなさい!評価の訂正はできないようなので、本当に申し訳ないです…。 (2020年6月9日 21時) (レス) id: 26cb20cfc1 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - すごく楽しく読ませて頂いてます! (2020年6月9日 21時) (レス) id: 26cb20cfc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たむ | 作成日時:2020年6月1日 17時