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Your side
・
母「2人とも、頭を上げて。」
頭を上げるとさっきまで険しい顔をしていたお母さんが微笑んだ。
母「わかった。認める。」
『え。』
母「でも、人の命よ、大切にしなさい。
それにもし、あなたたちの実の子供ができても、
この子のこと、ちゃんと見捨てちゃダメよ。」
はい、と返事をした私たちを見て何か納得したように
蓮のそばに行く。
母「突然おばあちゃんになっちゃったわね〜」
辰哉くんの足の間から慣れた手つきで抱き上げる。
母「この子、名前は？」
『蓮。』
母「はじめましてー、蓮くん。
それと、、辰哉くん」
深「よろしくお願いします」
強張っていた辰哉くんの顔もみるみるうちに明るくなっていく。
母「夜、食べていく？」
辰哉くんの顔を見ると任せると言いたげな顔をしたので食べていくと返事をする。
『じゃあ、お願いします』
肩の荷がスッと降りたかのように、
表情も明るくルンルンで夕飯の支度に入るお母さんに
並ぶようにキッチンに立つ。
『手伝うよ』
母「こっちに来た時ぐらい休みなさい」
いいから、と包丁を持つ。
母「いい人じゃない、彼。」
蓮くんと遊ぶ辰哉くんを見ながら微笑む。
『思ってるより10倍ね』
母「やだ、なにアピールしてんの？
あーお父さん恋しくなっちゃう」
小さい頃からずっとキッチンのコルクボードに
貼ってあるお父さんの写真を見ながら嘆く。
『お母さん、ありがとう。無理言ってごめんなさい』
母「かしこまらないでよ、泣いちゃう」
手をヒラヒラとさせて「シッシッ」なんてリビングに払うので
笑いながら辰哉くんと蓮くんのところに。
お母さんのリズムのいい包丁を聞きながら
小さな頃を思い出す。
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ぴ(プロフ) - schalkeさん» ありがとうございます！！ (2020年5月7日 19時) (
レス) id: f2a0ee3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
schalke(プロフ) - いつも、ハマって一気読みしてます！スゴく絵に浮かぶので、更新されるの楽しみです! (2020年5月7日 11時) (レス) id: d8e4ce2291 (このIDを非表示/違反報告)
yt1121(プロフ) - いつも更新を楽しみにしております！ものすごくハマってしまいました！！これからも頑張って下さい！！ (2020年4月21日 17時) (レス) id: 56c93467ee (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 咲人さん» ありがとうございます！ (2020年4月20日 22時) (レス) id: f2a0ee3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - わたあめさん» ですよね〜^_^わかります、、、笑 (2020年4月20日 22時) (レス) id: f2a0ee3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽ぴ
| 作成日時：2020年4月19日 18時
