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「 ねえ、ずるい 」
「 期待させないでくれるかな 」
『じゃあ、付き合う?おれら、』
その言葉にはっと顔をあげれば、小瀧くんは目の前にいて、いたずらそうに笑ってる。
「 こ、こたきくんは、きっと今までにたくさんのひとと付き合ってきたんだろうから、そんなこと言えるんやろうけど、わたしはちゃうんやからね 」
「 ノ、ノリで付き合うとか、いややから 」
『 別にそんなんじゃねぇよ 』
ノリとかないし、って髪をわしゃってかいた小瀧くん。怒らせちゃったかな。怒るよね、そりゃ。
せっかく付き合おうか、って言ってくれてるのに、ばかだなぁ、わたしも。
『 んとに、手間かけさせ野郎 』
「 ………ごめんね 」
『 絶対そう思ってないやつ 』
彼は手元のボールで軽くリフティングを始めた。
足が長くて余計素敵。見ていられるなら、サッカーボールに負けても構わなかった。
『 おれ、お前のことそんな知らへんから、明日デートしよう 』
「 ………………はい? 」
わたしはサッカーに負けたはずなのに、彼はへらっと笑って、明日な?と爽快に帰ってく。
たラインするわ、って振り返った背中がいとおしくて、わたしも帰るっ!と彼の後ろをついていった。
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☆ - 1【ふ不思議に思った】→「ふ」いらない、 ページ3【はじめて足の側面の真ん中にボールか当たって】→ボールが、 ページ5【たラインするわ】→またラインするわ じゃないですか? (2017年9月28日 16時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - とっても青春!て感じでキュンキュンしました。小瀧くんsideも見てみたいです! (2017年9月11日 8時) (レス) id: a65096bb52 (このIDを非表示/違反報告)
れ な(プロフ) - 楓花さん» 敬語やからうちのこと分かってないんかな…?あれ?いや、ほんまにシゲ書いてほしい…おしげ。 (2017年8月30日 13時) (レス) id: b8c40dadba (このIDを非表示/違反報告)
楼 梛 。(プロフ) - 楓花さん» 楽しみにしてます! (2017年8月30日 13時) (レス) id: 1af13679f7 (このIDを非表示/違反報告)
楓花(プロフ) - スズさん» ありがとうございます!そのうち、続編書かせてもらいます! (2017年8月30日 13時) (レス) id: 3e07948000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓花 | 作成日時:2017年8月19日 1時