赤い牙*56 ページ6
*
そのままの流れでお互いに何も纏わない姿になり、ひたすらに肌を重ねた。
向かい合って座って、キスをしながら宏光自身を握りこんで扱いていると、
宏光の指が俺の昂りに巻きついて少し締めつけられ、たまらなくなって、はぁ、と息が漏れた。
「宏光、ちょっと」
「ん、な、なに」
宏光の腰を引き寄せて、お互いのものを2人の手でまとめて包みこむ。
そのまま手を動かせば、宏光自身と自分のものがこすれて、それもまた熱を押し上げた。
「ﾊｧ、これ、気持ちいい、」
「んっ、ん、…ぁ」
乾いていた互いの手のひらが、だんだんと先走りに濡れていく。
手を動かせば、ぐちゃ、と控えめに音が鳴って、それすらも、俺の気持ちを煽って……
俺が耐えられなくなって、そのまま一気に最後まで、と思ったとき、宏光に手首をつかまれた。
「た、…いすけ、…やだ、はやく、……きて、」
「っ、ばか！怪我するから…！」
そのまま俺にまたがって事を進めようとするから、慌てて止めた。
「だいじょぶ、だから…っ、はやく、…ぅ、」
さっきよりも目に涙をためて、俺自身をきゅっと握って…
しびれを切らしたように、目の前のふわふわの頭が落ちると、俺自身を口内に収めていく。
「あっ、…ひ、…ろみつ…っ、待て、って」
ガタガタと慌ててベッドサイドからローションを取り出し、手のひらに取り、宏光のそこに馴染ませる。
ローションが冷たいのか、宏光の体がぶるりと震えた。
「あっ、…ぁふ、……んっ、ぐ……」
指を1本沈めると、それだけできゅんきゅんと締め付けてきて、今日はなんだか、狭い。
ゆっくりと、宏光の中に塗り広げるように指で中を撫でつける。
その間にも、宏光はじゅるじゅると音を立てながら俺自身に夢中で吸いついていて、たまらない感覚に少し腰が浮いた。
「宏光、っ、…も、いいから…」
「やら、…もう、いくれしょ？」
「っ、だから、…ぁ、やめろ、って、…！」
ぐ、と額を押さえて宏光の顔を上げさせた。
「…も、おれも、宏光の中に入りたい、から…ね？」
宏光の瞳が、俺の言葉に期待して、キラリと光った気がした。
さっきと同じところからゴムを取り出そうとするその手を、つかまれた。
「…や、だ、…いらない」
「…っ、だめだよ、何があるかわかんない……」
最後の理性をギリギリで繋いだ。俺たちは、異種生物だ。
…体に精を受け止めたら、何があるかなんてわからない。
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あこ(プロフ) - 早速赤い牙が更新されていてうれしいです！やっぱり天使なKさんがかわいくてしあわせです。しょこらさんのペースで更新されるのを楽しみにしています。 (2020年5月27日 0時) (
レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - みちこさん» みちこ様。はじめまして！読んでいただきありがとうございます！ゆっくりにはなりますがまた更新頑張りますので、読んでいただけると嬉しいです♪ (2020年5月26日 10時) (レス) id: 06e5afaa35 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 初めまして^_^このお話好きで読んでいました。暫く更新なかったようなので更新されてとても嬉しいです^_^楽しみにしていますがしょこらさんのペースで無理なく(^^) (2020年5月26日 8時) (レス) id: c83a8a8018 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - しょこらさんはじめまして！しょこらさんの作品どれもだいすきです！特に熱中症シリーズのFKさんがラブラブで最高でした！赤い牙の続きも楽しみに待ってます！ (2019年2月25日 20時) (レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - ともさん» まだ書いたことがないのですが、できる限り善処致します！リクエストありがとうございます！！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: ef72d80421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこら
| 作成日時：2018年11月16日 11時
