前の話 2(Y) ページ7
「あの……ありがとうございます」
俺が頭を下げると、店員さんはいえいえー!と言って花のように笑った。
その笑顔を見たとき、俺の中の何かが変わったような、そんな気がした。
俺がこんなことを思っているとは毛ほどもしらない店員さんは、「ここでお会計すませちゃいましょうか。何を買いに来たんですか?」とまた俺に笑顔で話しかけた。
「えと、肉まんと肉まんを……」
俺がそういうと、店員さんは首を傾げた。
「肉まんと肉まん?肉まん2つ?」
言われてからハッとする、何て凡ミスをしてるんだよ俺!
「あ、いや、肉まんとあんまんです!」
慌てて訂正すると、店員さんはクスクス笑っていた。
「ですよねー、何かと間違えてるんだろうなぁとは思ったんです。わかりました。ちょっと待ってて下さいね」
店員さんは俺に値段を告げると、部屋を出て行った。
そして俺はふーっといきを吐いて一段落。
あー、ヒヤヒヤした。
第一考えれば、顔が広い俺が行くんじゃなくて母さんが行った方がよかったんじゃないか?と思うものの、後悔はしてないような、してるような、複雑な心境。
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梨羅@年中眠娘(プロフ) - はにー(羽生)君が可愛い!更新頑張って下さい! (2015年3月28日 22時) (レス) id: b2cc6b8383 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 蕾果(プロフ) - ゆーさん» 大丈夫ですよ!ありがとうございます!がんばりますね! (2015年2月21日 11時) (携帯から) (レス) id: 0b1523d693 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンです(≧∀≦)更新楽しみです♪インフルエンザ大丈夫ですか?無理せず頑張ってください!!!!!!! (2015年2月20日 17時) (レス) id: e6615b165f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白猫 | 作成日時:2015年2月18日 13時