前の話 (Y) ページ6
これは君と俺が一緒になる前の話。
――――――――――
本日何回目か分からないため息をついた。
コンビニから家に帰るまでの200メートル。
この距離がこんなに遠く感じるとは。
ことの発端は、母にあんまんと肉まん買ってきてーと言われてから。
やることもないに等しかったし、暇だったから引き受けた。
……そこまではよかったのだが。
コンビニに入った刹那。
「あのっ、羽生結弦さんですよねっ！」
と、声をかけられた。
しまった、変装してくるの忘れてた。
かるーい気持ちでコンビニに行っていた俺は、マスクはつけていたものの、……逆に言えばマスクしかつけておらず、トレードマークのマスクつけてます！羽生結弦です！と言いふらしているようなもんだと自分で自分に呆れてしまった。
どう説明しようか口ごもっていた時。
突如レジから「お兄ちゃん！」という声が聞こえた。
びっくりしてそちらを見ると、若い女性の店員さんが、俺を見ていることに気づいた。
え？お兄ちゃん？俺が？
困惑する俺をよそに、その人は俺の腕をむんずと掴み、レジの奥の個室に連れて行った。
俺に話しかけていた女の人は、なーんだ人違いかぁと言ってコンビニを出て行き、そこで俺はようやくこの人に助けられたんだということを知った。
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梨羅@年中眠娘(プロフ) - はにー(羽生)君が可愛い！更新頑張って下さい！ (2015年3月28日 22時) (
レス) id: b2cc6b8383 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 蕾果(プロフ) - ゆーさん» 大丈夫ですよ！ありがとうございます！がんばりますね！ (2015年2月21日 11時) (携帯から) (レス) id: 0b1523d693 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンです(≧∀≦)更新楽しみです♪インフルエンザ大丈夫ですか？無理せず頑張ってください!!!!!!! (2015年2月20日 17時) (レス) id: e6615b165f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫 | 作成日時：2015年2月18日 13時
