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ペットボトル 3 ページ3

「ほら、見てよ。このペットボトル」

私は再度ガシャガシャとペットボトルを振る。


結弦はワケがわからないと言った様子でペットボトルを見つめていた。


「この、ペットボトルの中に入ってる液体が結弦なの」


結弦はますますわからなくなったようで、仕舞いには俺のこと流されやすい男だと思ってるの?と聞いてきたときには思わず笑ってしまった。


「違うよ、ほらペットボトルって振ると液体の中に泡が出来るじゃん」


「うん?」


私が試しにペットボトルを振ると、やっぱり泡が出来た。


「この泡が結弦にとっての試練だとするじゃんね。液体の結弦はこのたっくさーんできた試練を一つ一つ潰してって最後にはまたキレイな液体に戻るでしょ?だから、どんなに振られて試練がたくさん出来ても最後には全部乗り越えられる結弦みたいだなーって思ったの」


「……おだてても何も出ないよ」


そういう結弦は少し赤くて。


「照れてる?」


「うるさい」


あぁ、今日結弦が来てくれてよかったなぁって心から思えた。



その夜



結弦が帰ってしまってから、急に電話が来たので何だと思ってでてみると。


「俺が液体ならAはボトルだよね」


「どうして?」


「液体は、包まれてないとバラバラになっちゃうから。俺が壊れないのはAのおかげ」


そう言われて、今が電話でよかった、と思った。


目の前で今の顔を見られてたら、笑われるぐらい真っ赤だから。

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設定タグ:羽生結弦 , 恋愛 , 白猫   
作品ジャンル:恋愛
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梨羅@年中眠娘(プロフ) - はにー(羽生)君が可愛い!更新頑張って下さい! (2015年3月28日 22時) (レス) id: b2cc6b8383 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 蕾果(プロフ) - ゆーさん» 大丈夫ですよ!ありがとうございます!がんばりますね! (2015年2月21日 11時) (携帯から) (レス) id: 0b1523d693 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンです(≧∀≦)更新楽しみです♪インフルエンザ大丈夫ですか?無理せず頑張ってください!!!!!!! (2015年2月20日 17時) (レス) id: e6615b165f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白猫 | 作成日時:2015年2月18日 13時

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