ペットボトル 2 ページ2
結弦がいきなり部屋に入って来たときには本当にびっくりした。
来るなんて一言も聞いてなかったし、会う約束もしてなかったから。
私が何かすっぽかしたりしてしまったのかと思ってみるも、結弦との約束を忘れるなんてマネ絶対にしないと自信を持って言える。
でも怒っていない結弦を見て少し安心したのは秘密だ。
何でわざわざ風邪ぐらいで来たんだろう。
私のこと心配してくれたのかな。
いろいろともんもん考えているうちに、よっこいしょと言って結弦がベッドに腰を下ろした。
「何でペットボトルなんて振り回してたの?」
にやにやしながら聞いてくる結弦。
くそ、痛いところをついてくるな。
「気分だよ、気分。ほら振り回してみたくなるときってあるでしょ?」
ねぇよ、そんなのー!と言って笑い転げている結弦を見て私を思わず笑顔になった。
「で、本当のとこどうなの?」
一通り笑い転げた後、急に真剣な顔つきになって聞いてきた。
鼻と鼻が当たりそうな近さで、思わずドキドキしてしまう。
「A、顔真っ赤!」
またすぐに笑顔になる結弦を見て、確信犯だなこの野郎、と思った。
「……ただ単に、ペットボトルが結弦みたいだなーと思ってて振ってた」
正直に告白すると、結弦は頭に?マークを浮かべて首を傾げた。
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梨羅@年中眠娘(プロフ) - はにー(羽生)君が可愛い!更新頑張って下さい! (2015年3月28日 22時) (レス) id: b2cc6b8383 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 蕾果(プロフ) - ゆーさん» 大丈夫ですよ!ありがとうございます!がんばりますね! (2015年2月21日 11時) (携帯から) (レス) id: 0b1523d693 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンです(≧∀≦)更新楽しみです♪インフルエンザ大丈夫ですか?無理せず頑張ってください!!!!!!! (2015年2月20日 17時) (レス) id: e6615b165f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白猫 | 作成日時:2015年2月18日 13時