ペットボトル (Y) ページ1
Aが風邪を引いたと佳菜子に聞いた。
幸いその日は珍しくオフの日で、俺は迷わず彼女のアパートに直行。
深呼吸をして1ヶ月前に貰った部屋の合い鍵を鍵穴に差し込む。
これで入らなかったらどうしようとか馬鹿なことを考えていたから、カチリと回ったときには安堵感があった。
小さめな声でおじゃましまーすと囁き、部屋に上がる。
荷物をどさどさと下ろし、早速彼女の部屋に向かった。
ドアノブを回すとそこにはベッドの上でペットボトルを振り回す可愛らしい笑顔を浮かべた彼女がいた。
「……何してんの?」
あれ、Aって風邪引いたんじゃなかったっけ?と思わせるほど彼女は元気そうだった。
当の本人は相当驚いたようで目を丸くしている。
しばらく黙りこくった後、沈黙を破ったのは彼女だった。
「結弦?あれ、どしたの。練習は?」
「いや、今日は休み。……Aが風邪引いたって佳菜子に聞いたから様子見に来たんだけど……、本当に引いてた?」
俺がそういうと心配してんのかしてないのかどっちなんじゃい!と彼女に怒られたがとにかく元気そうでよかった。
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梨羅@年中眠娘(プロフ) - はにー(羽生)君が可愛い!更新頑張って下さい! (2015年3月28日 22時) (レス) id: b2cc6b8383 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 蕾果(プロフ) - ゆーさん» 大丈夫ですよ!ありがとうございます!がんばりますね! (2015年2月21日 11時) (携帯から) (レス) id: 0b1523d693 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - キュンキュンです(≧∀≦)更新楽しみです♪インフルエンザ大丈夫ですか?無理せず頑張ってください!!!!!!! (2015年2月20日 17時) (レス) id: e6615b165f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白猫 | 作成日時:2015年2月18日 13時