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向井「 Aちゃん、普段しっかりしてるのにたまに抜けてんねんな〜。
ふっかさん、まだ近くのスーパーにいるみたいやから俺、届けてこよか？ 」
「 いや、私のミスなので、私が行きます 」
向井「 ほんま？暗いで？ 」
「 大丈夫ですよ！じゃあ早く行かないと 」
割と過保護めな向井さんをなんとか言いくるめて、上着を羽織って、一輝くんの連絡ノートを片手にスーパーへと走った。
スーパーの中って人いっぱいだよなぁ…見つけられるかな。
なんて、思っていたらスーパーのドアの前に立っている見覚えのあるちょっと猫背な人の姿があった。
深澤「 …あ、……お〜い！ 」
「 えっ、あ、深澤さん 」
深澤「 ………ふっかでいいのに 」
「 ……えっと、あの……っあ、そうだ！
…連絡ノート…忘れちゃってすいませんでした 」
『 ………あれ？A先生？ 』
「 あ、一輝くんママ…！
えっと…連絡ノート渡し忘れちゃって…すいませんでした 」
一輝ママ「 え〜全然ですよ！こちらこそ、わざわざすいません 」
「 そんなそんな、とんでもありません。
……じゃあまた、保育園で！ 」
一輝ママ「 あ、ちょっと待ってください！
ほら、送ってってあげなよ。外暗いんだし 」
………ん？ん？
「 …え、あ、ちょ、そんなそんな！
ほら、一輝くんだってパパとママと帰りたいだろうし！ 」
ちょっとでも響いてくれ！
………さすがに、２人っきりってのは色んな意味で気まずい。
だけど、そんな願いも虚しく……
深澤「 ………ははっ、めっちゃテンパるじゃん。
じゃあ、俺、A先生送ってくるわ〜 」
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作者名：未 | 作成日時：2021年1月28日 20時
