Cigar Kiss (2) 【Kei.I＊Daiki.A】

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「…ねぇ、」

「なぁに」









「それ、外してよ」









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大量の食料を買いこんで。

慧ちゃんが持ってきたレジャーシートを草むらに敷き、座ったは良いものの…









「いーじゃんこれ。気に入ってんだもん」









隣の彼は、









「スプラッシュシェルダァァ！！あっははは」









日曜の朝やってる戦隊もののお面を付けて、
必殺技を繰り出していた。









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「慧ちゃんいくつだっけ」

「23」

「ほんと？」

「…あのね。
男は！いくつになっても！童心を忘れないの！」

「うん、もう分かったから。近いよ」









お面を付けてるから、表情は分かんないけど。
そのぷっくり唇を尖らさてプリプリしてるのは、
容易に想像できた。









…そんな事より、もう限界。
空腹で倒れそう。









「ほらもう。早く外さないと食べれないよ？」

「えー…」

「外したら、あーんしてあげる」

「外します。即刻」









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…どこまでも単純なんだから。

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