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「うーみー!」
「…山じゃないんだから何も返ってこないよー?」
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水族館の目の前には、日の光を反射して
キラキラと輝く海。
柵から身を乗り出し
「分ぁかってるわ」と笑う彼は、
なんだかいつもより可愛かった。
「ふふっ…ん?」
「んぁ?どーした?」
その時、突然鳴るスマホ。
開くとそれは、薮店長からの着信のようで。
「ちょっと、ごめん」
「…うん」
慧ちゃんに断りを入れ、その場から少し離れた。
「…もしもし」
『あーもしもし間島ちゃん?ごめんねー急に』
「いえ、あの…どうしました?」
『いやぁー実はさ、今週の日曜人足んなくてね。
もし時間あったら出てほしいかなー…なんて』
「日曜…ですか」
『あ、もちろん無理なら良いんだよ。
いろいろ…予定もあるだろうし』
「…いえ。大丈夫です」
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『そっか!じゃあ、よろしくね』
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そうして電話が切れたのを確認して顔を上げると、
慧ちゃんがこっちを見ている事に気づいた。
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有岡担 - 続きみたいです。楽しみに待ってます。 (2020年7月28日 23時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
アイ - 大好きです…! (2018年7月29日 21時) (レス) id: e3b2e8f58a (このIDを非表示/違反報告)
ゆ。 - ドストライクすぎるお話です!!更新頑張ってください! (2018年7月14日 22時) (レス) id: bf4469aca8 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - すごくドストライクなお話です(>_<)更新頑張ってください! (2018年5月14日 23時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しま。 | 作成日時:2018年5月7日 21時