相澤先生の寝袋 [ヒロアカ] (ページ23)

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相澤先生の寝袋大声では言えない諸事情 (番外編) ページ23

寝袋がJKになって早３日、相澤はAの様子がいつもと違うことに気付き始めて既に確信に近づいていた。

休日である今日、相澤はやっと腰を据えてAと話ができるのだった。

相「A、女の身体に慣れないのは分かるがもう少し落ち着け
せめて朝飯の時くらいソワソワすんな」

そう、相澤にUSJ事件の不祥事について打ち明けてからAは始終どこかソワソワしていた。

『…そう言われても、…その、どうしてもソワソワしちゃうんスよ』

相「どこか悪いのか」

『いや、そういうわけではないんですけど
………なんというか、自分のアイデンティティーが定まらないと言いますか…』

Aはさらにソワソワした様子で、なにやら含みの多い言い方をした。

相「意味分かんねぇよ」

『・・・パンツの布面積が狭すぎて落ち着かないんス！////』←

相「ﾌﾞﾌｯｹﾞﾎｯ…」

さすがの相澤もAのドストレートな訴えに朝食の味噌汁が気管に入って咽せた。

これは言うなれば、男のチ○ポジのズレと同じような悩みなのであった。

男性にしか分からないだろうが、これが実に厄介なのである。

いつもの指定席に息子が座っていないと、親としては安心できないのである。

今のAは女の子の身体であるが、突然いつもあるはずの大事なモノがなくなって精神が身体に追いついていない状態だ。

『いや、もうこの際はっきり聞かせてもらいます
なんで女の子のパンツはこんなに薄くてツルツルしてるんですか！？』←

相「知るか、なんで俺に聞いた」

『だって1-Aの女子達に聞いたら、セク○ラで逮捕されるじゃないっスか』

相「まぁ、そうだな」

『先輩、俺だって朝食の時にこんな話したくないんスよ
でももう我慢の限界です！俺、いつものパンツに替えてきます！』

Aは勢いよく立ち上がり、バスルームに向おうとした。

相澤はすんでのところでAの腕を掴み、とりあえず引き留めた。

相「待て、…お前、上はちゃんと着けてんのか」

『ブラジャーっスか？』

相「……あぁ」

『・・・付け方分かんなくて…』

相「…のーぶら」←

『うわ、俺だって言葉には出さないようにしてたんスよ！？
もうね、それ言っちゃうとなんか生々しいじゃないスか！』

相「！A…まさか29にもなるのに童○＿＿＿＿」

『バカにしてるんスか』

相「そうだよな、経験してるよな」ﾎｯ

『でも相手だって自分で脱いだ下着くらい自分でまた着ますよ』

相「言われてみれば、そうだな」