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「この半分切れている葉は擦れて消えれしまったわけじゃないみたいだ、4.5つ葉っていうのかな？不思議な魔導書を授かったね。
…ねえ、A。少しだけでもいいから魔法を使ってみてくれないかい？」
『別にいいけど……』
自分のことについて純粋に興味を持たれて嫌な人間なんてそういないだろう。
現にAはユリウスに興味を強く示されて少し嬉しく感じている。
少し調子に乗って水を創成するタイミングでほんの少し魔力を込めすぎたくらいは大目に見てほしい。
いつもはスポイトで垂らす程度の魔力しか使わないのだが、有頂天となった状態でユリウスとヤミにいい所を見せようと思ったらコップをひっくり返したみたいに大量の魔力を込めてしまった。
言い訳のようになってしまうが、別に魔法を使うのが苦手とかそう言うわけでは断じてない。魔(マナ)を魔法に変換するのだって得意だし、魔法のコントロールはもっと得意だ。ただ、威力の調整がまだうまくできていないと言うだけで。
その結果は今、目の前に広がる一面の水色を見ればわかるだろう。
『？！！』
ふわりと身体が水中に浮かぶ感覚と、急に酸素を絶たれ口の中に入り込む水に眉を寄せる。
ここは王城だったとか、2人の前で失敗してしまったとか、なんでダンナ水に浮かんでないのとか、ヤミが黒い繭のようなもので包まれてるだとか、色々と頭を掠めるが、そんなことよりもこの状態をなんとかしなくてはと、泳ごうとするが、何故か手も足も石になってしまったようにピシリと固まり指先を動かすこともできない。
そんな中、水に覆われたカーテンが窓の外のオレンジ色を隠しながら水中をはためき、カーペットやベッドからは透明な気泡が上っていた。
パチン
水中の中で何かを弾くような音が綺麗に響き、次の瞬間に部屋をすっかり満たしていた水が元々なかったかのようにすっかり無くなってしまった。
『あ…、え？？』
水中に少し浮かんでしまっていた身体が急に離され、カーペットの上にどさりと尻餅をつく。
口の中にあった水も無くなっているし、濡れてしまったはずのカーペットですらふわふわとした柔らかい手触りになっていた。
『？？？水は？…え？ん？』
「ふふ、Aは魔法のコントロール…、というよりも魔力のコントロールが必要かな？」
は？
えぇ？？？
今の量の水を一瞬で消したの？
ノーモーションで？
どうなってんの？
ちょー笑顔じゃん…
なにこのオッサン怖い。
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二度寝(プロフ) - 単行本でこの夢小説に影響するちょっとした出来事が起きたので牛歩どころか粘菌レベルの歩みの投稿ペースがさらに落ちますが、一応書いてます。 年単位振りの再会でストーリーの展開が分からなくなってきていますが、過去の私のメモのおかげでなんとか生きてます。 (7月24日 17時) (
レス) id: 2efcf48650 (このIDを非表示/違反報告)
二度寝(プロフ) - お久しぶりです、作者の二度寝です。 久方ぶりの投稿がこんな内容になってしまうのは大変心苦しいのですが、少し考えていたストーリーを改変する必要が出てきたことをお知らせします。 (7月24日 17時) (レス) id: 2efcf48650 (このIDを非表示/違反報告)
＾ナキア＾ - 最高に面白かったです！もう神すぎてやばい_:(´ཀ`」 ∠): (2022年4月17日 18時) (レス) @page32 id: d9381db58d (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 一気読みしました！面白いですね‼︎頑張ってください‼︎٩( 'ω' )و (2022年4月4日 14時) (レス) @page32 id: 553232132b (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - お久しぶりです。久しぶりの更新お疲れ様です。気長に更新待ってますね頑張ってください！ (2022年1月18日 20時) (レス) @page32 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二度寝 | 作成日時：2020年8月11日 0時
