24. ページ25
腕の中で気絶するかのように眠ってしまったAをそっとベットに寝かせ、シーツをかぶせる。
「で、どういうことなんですか。ユリウスのダンナ。」
小さくドアを開けてこちらを覗き込んでいる影に対して声をかけると、覗くのをやめたのかひょこりと部屋の中に入ってきた。
ゆっくりとした歩調で目の前まで来たユリウスに、こちらの方が背が高いはずなのに、見下ろされるかのような独特な威圧感を感じ喉に呼吸が詰まる。
「Aがここにいることかい？それとも君が覚えている彼女との年齢の違い？」
「…両方」
素直に答えるとその様子に満足したのか、ふっと、先ほどまで出していた威圧感をしまいこみ数步下がっていつもの親しみやすい笑顔を浮かべる。
「この国に来た経緯はヤミと同じらしいよ。やっぱり兄妹って似るんだね、とても不思議だ。」
「いや、そっちも重要だけどむしろ聞きたいのは年齢のほう…」
少しだけ話がずれそうだったから元の話に修正すると、ユリウスの顔が少し曇った。
「……、僕にもまだ詳しくはわからないけどAは日ノ国の沖で遭難してからクローバー王国に来るまでの間、彼女の身体に全く変化がないまま数年が経過している。恐らく何者かによる魔法の影響だろう、ただ人の時を長時間停め続けるなんて魔法は聞いたこともないし見たこともない。それに、彼女の身体に変化がなかった期間はAの話を聞く限り、約9年間だ。9年間ずっと魔法を発動し続けるなんて流石に僕でも出来ない。」
「なっ、つまりAは何者かに目を付けられている…、もしくはなんらかの事件に巻き込まれているっつうことですか！？」
「ああ、そう考えるのが妥当だろうね。それも、王族なんかよりもよっぽど魔力量が多い者が相手だ。」
自分の妹が置かれている状況が思ったよりも深刻で、冷や汗が首筋をつたう。
会うことは叶わないと思い、ずっと前に会うことを諦めてしまっていた妹にやっと会えたと思ったらこれだ。それにどうやら具合が悪いようで、先ほど抱えた時にひどく熱く感じた。
「あ、あとなんで俺の妹はこんな熱あんの？」
「どうやら風邪を引いてるようでね…、あとは毒系の魔法で攻撃されていたんだ。」
ーーー説明中ーーー
ーーーーーーーーー
まあ、途中で終わるんですけどね。
ん〜、設定がややこしくなってきてしまった。
あと、私が書くユリウスが腹黒っぽくなってしまうのなんなん？
夢主ちゃんの口調が定まらないという悩み……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
二度寝(プロフ) - 単行本でこの夢小説に影響するちょっとした出来事が起きたので牛歩どころか粘菌レベルの歩みの投稿ペースがさらに落ちますが、一応書いてます。 年単位振りの再会でストーリーの展開が分からなくなってきていますが、過去の私のメモのおかげでなんとか生きてます。 (7月24日 17時) (
レス) id: 2efcf48650 (このIDを非表示/違反報告)
二度寝(プロフ) - お久しぶりです、作者の二度寝です。 久方ぶりの投稿がこんな内容になってしまうのは大変心苦しいのですが、少し考えていたストーリーを改変する必要が出てきたことをお知らせします。 (7月24日 17時) (レス) id: 2efcf48650 (このIDを非表示/違反報告)
＾ナキア＾ - 最高に面白かったです！もう神すぎてやばい_:(´ཀ`」 ∠): (2022年4月17日 18時) (レス) @page32 id: d9381db58d (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 一気読みしました！面白いですね‼︎頑張ってください‼︎٩( 'ω' )و (2022年4月4日 14時) (レス) @page32 id: 553232132b (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - お久しぶりです。久しぶりの更新お疲れ様です。気長に更新待ってますね頑張ってください！ (2022年1月18日 20時) (レス) @page32 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二度寝 | 作成日時：2020年8月11日 0時
