３ー１ ページ11
そして、今日の朝
何故か出かけようとするとインターホンが鳴った
「おはよう御座います、Aさん」
「……何故先輩がここへ？」
「折角なので一緒にと思って……迷惑ですよね」
そう言われたら首を横の振るしかない
「近所なんですよ。そこのマンションに住んでます」
そう言ってすぐ向かいの方のマンションをイソップさんは指差す
「昨日貴女がこっちの方に行っていたのでもしやと思って」
「そうですか……えっと、少しお待ちを」
そう言って取り敢えず美智子さんに行ってきますと行って外に出る
「おはようございます」
「……昨日の事は忘れて構いませんよ」
「……そう……ですね」
忘れられるわけがない
あまりにも印象的で何処か覚えのあるあの話
思い出したいと思っていた
「イソップ先輩もその……荘園にいたんですか？」
「ええ、納棺師として」
納棺師……
「元来生者が苦手で……」
「今は……」
「今も知らない人は無理です」
なら私の事は知っていた……って事かしら
でも、嘘かもしれない
そう思っていると後ろから囁き声がした
少し後ろを向いてみると女性達が此方を見ていた
私はなんとなくそういう声がよく聞こえるたちである
「……イソップ先輩ってモテますね」
「その先輩呼びはやめてもらえますか……普通にお願いします。それに僕は好きな人はいます」
居るんだ
恐らく知らないであろう人に好意を向けられて嫌そうな顔をしているイソップさん
……誰だろう、少し興味がある気がした
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憐海(プロフ) - すみれ＠自由人さん» はじめまして！コメントありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです。少し更新が遅いですが頑張ります！ (2020年5月10日 13時) (
レス) id: b11dc20a33 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ＠自由人(プロフ) - こんにちは、はじめまして！ この作品とても好きです！ 面白いので何度も読み返しています…！ 更新頑張ってください！！ (2020年5月8日 18時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憐海 x他1人 | 作成日時：2020年4月27日 9時
