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3ー8 ーAesopー ページ22

「さ、食べようか」

「いただきまーす」

イライさん達の声が聞こえて振り返ってみる

ナワーブさんとAさんやダイアー先生……今日の夕方のメンツだ

そう思いながら席を迷っているとイライさんが気がついて手招きされる

本当はあまり他人と一緒に食べたくないがAさんの横に座る

Aさんだとあまりそう感じない

「……完全勝利だった様ですね」

そう声をかければ此方を向いて嬉しそうに笑うAさん

だが、その口の端にご飯がついている

「ついてますよ」

そう言って僕も食べる為にマスクを外してるのでついてる場所を指差すと恥ずかしげに取った

「ありがとうございます……」

「あはは、なんかAと居ると大抵に奴らがお兄ちゃんかお姉ちゃん化するな」

Aさんの横に座るナワーブさんがそう言って笑う

「確かに……母性というか守ってあげたいって思うわね」

確かに頷ける

「ならイソップ君もお兄ちゃんってことか」

イライさんがそう言って笑うので取り敢えず睨みつつ否定しない

「ねえ、私のことお姉ちゃんって呼んでもいいのよ」

と呼んでくれと言わんばかりにダイアー先生が言うと首を傾げてから

「エミリーお姉ちゃん?」

と言う

「俺も!」

「ナワーブお兄ちゃん」

「……可愛いわ、本当にお姉ちゃんになりたい」

そう言ってダイアー先生が笑う

少しAさんを見てからご飯をまた食べようとすると

「ならイソップ君にも言ってあげたら?」

「っ、なに余計なことを吹き込んで________」

「イソップ……お兄ちゃん?」

そう言って僕を見るAさん

……確かに本当の兄になってあげたいと少し思ってしまって悔しい

「……何ですか」

マスクを着けて何も動揺してない様に返事をすれば

「イソップは素っ気無いな!」

とナワーブさんが言う

誤魔化せたみたいで少しだけ安心する

「早く食べないとナワーブさんに取られますよ」

「と、取らねぇし!」

と冗談を言ってからマスクを外して食事を再開する

目の前のイライさんの笑みを無視しながら話を聞きつつ完食した

3ー9 ーAesopー→←3ー7



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憐海(プロフ) - イーリアさん» ありがとうございます!そう言っていただけてとっても嬉しいです!頑張ります! (2020年3月17日 22時) (レス) id: c0818addfc (このIDを非表示/違反報告)
イーリア - なにこれかわいい 好きです 更新頑張って! (2020年3月17日 19時) (レス) id: 7c0d35bb59 (このIDを非表示/違反報告)
憐海(プロフ) - chara*doll_サブさん» あ、ありがとうございます!嬉しいお言葉です!がんばります! (2020年3月14日 19時) (レス) id: c0818addfc (このIDを非表示/違反報告)
chara*doll_サブ(プロフ) - 応援してます!!頑張ってください!!もうこの小説の大ファンです!!リュカさんのファンです!(( (2020年3月14日 19時) (レス) id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憐海 x他1人 | 作成日時:2020年3月14日 16時

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