２ー６ ページ11
息が、途切れそう
助けて、怖い
火は熱いから嫌、水は溺れちゃうから嫌、地面は埋まっちゃうから嫌、空は落ちちゃうから嫌、村は
私を殺すから嫌！！
「っ……」
「A、起きたのね」
そう言われてゲーム中ジャックさんが近くにいたときのようにドキドキ鳴っている心臓を抑えて起き上がる
「エミリー先生……私」
「イソップ君が貴女を運んでくれたわ。自分のせいだって言ってたけど何かあったの？」
そう言われて首を振る
「彼は……悪くはないです。思い出した私が悪い」
「それは貴女の恐怖症の事かしら」
そう言われて頷く
「何故死亡恐怖症なのか聞いてもいい？」
「……私は、捨て子で、他人と違うものがあるんです。それは何かは言いたくないですけど良いですか？」
「貴女が話したくない事は飛ばしても大丈夫よ」
「ある村に捨てられたんです。其処で普通に暮らしてたんですけど……数年前に私のそれが異常な事をし始めて私は地下に閉じ込められて、数日前に村の生贄として殺される所だったんです」
私はその日から忌み子と言われて数年間地下に閉じ込められ毎日殴られ蹴られた
「地下にいる時火を肌に当てられそうになったり水に沈められそうになったりとかあって……ある時本当に死ぬ寸前になったことがあって……それ以降、怖いです」
そう言う私の手は震えて涙が出ていた
「こわ……くって……っ」
「……辛かったのね、大丈夫」
そう言ってエミリー先生は私の頭を撫でる
温かい優しい手
「っ、ありがと、ございます」
「……イソップから話を聞いたんだけど、彼も悪気があって貴女にああ言ってんじゃないからね。彼も貴方と少し似たようなものだから話し易いって言おうとしたけど上手く言えなかったみたいだから今度気持ちの整理がついたら話しかけてあげて」
そう言われて頷く
確かに「いえ」と言ってた
早とちりして倒れるなんか馬鹿みたいだ
……難しい、人と話すのって
「ほら、そんな暗い顔しないで。一緒に食事でも食べに行く？」
そう言われて頷いてベッドから降りる
傷はあまり目立ってなかった
……ちゃんと謝らないといけないのは分かっているが怒ってないかと心配になってしまった
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憐海(プロフ) - イーリアさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです！頑張ります！ (2020年3月17日 22時) (
レス) id: c0818addfc (このIDを非表示/違反報告)
イーリア - なにこれかわいい 好きです 更新頑張って! (2020年3月17日 19時) (レス) id: 7c0d35bb59 (このIDを非表示/違反報告)
憐海(プロフ) - chara＊doll＿サブさん» あ、ありがとうございます！嬉しいお言葉です！がんばります！ (2020年3月14日 19時) (レス) id: c0818addfc (このIDを非表示/違反報告)
chara＊doll＿サブ(プロフ) - 応援してます！！頑張ってください！！もうこの小説の大ファンです！！リュカさんのファンです！(( (2020年3月14日 19時) (レス) id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憐海 x他1人 | 作成日時：2020年3月14日 16時
