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『ギャップって何ですか？私裏表無い方だと思いますが…』
C「いや、表はクール系でしょ」
U「裏はすっごいホットなんだね。これの撮影現場での『最高です！』ってのは僕、女子高生紛れ込んでたのか思った」
カカカと笑うテヒョンさん専属のウヌさんに、
『お忙しい中、お騒がせしましと』
と、なかなか引いてくれない涙まじりに頭を下げる。
するとウヌさんは、何かに胸を突かれたように、うっ、と唸って胸を抑えた。
U「美人の涙目最高」
こんな普通に友達な雰囲気で働いたことがなかったので、3人が私をいじってからかってくれるのがすごく楽しくて、嬉しくて、私は撫でられたり抱きつかれたりをただニコニコして受け入れている。
Y「私はアリンから聞いてたよ。ぱっと見は無愛想無表情天然キャラだけど、感情豊かでかわいい子だって」
ちゃんと私のフォローもしててくれてたんだ。
アリンオンニ、ほんとサランヘ。
ヨンソオンニには、はっきり惚れたわけじゃないって言い切ったけど。
アメリカでの衝撃以来、私はジミンさんのことが頭の端から追いやることが出来なくなって、気が付いたら過去のパフォーマンスや撮影した写真を端からずっと観ている。
どれも、これも、ジミンさんは言葉にできないくらい素晴らしく美しくて、このメイク担当した人たちが羨ましいと、そんな風に思うようになっていた。
メイクは、その人の持つ美点はさらに美しく、欠点は補って美点に変える。
それが基本だと思っていたけど、ジミンさんは違う。
メイクをすることで転生してるんじゃないかって思うくらい、人が変わる。
それも、美点だけを特化した形で。
羨ましい。
私で、そんなふうに生まれ変わるジミンさんが見たい。
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作者名：フネ55
| 作成日時：2022年12月13日 11時
