〜２１１〜 ページ18
目の前に出されたカクテルを口にする。
隣の彼は苦笑いしながら財布の中を見つめた。
「まさかあんなに奢らされるとは････」
『容赦なかったね･･･』
後日、私達は二宮くん達に「奢って」と頼まれ、財布の中身が心配になるほど
奢らされた。
まぁ、迷惑をかけたのは事実だし･･･別にいいんだけれども。
「もしかして････前に言ってたお前の不倫相手ってこの人？」
『不倫じゃないですー！！』
ちょっとだけだけど心配をかけた生田くんにも安心してもらおうと
翔くんと一緒にバーに行った。
だけど彼は心配するどころかサラッと爆弾発言。
『不倫相手を堂々と連れてくる馬鹿がどこにいんのよ！』
「だってこの前相談してきたじゃん。「好きな人は結婚しちゃってるんだけど、それでも好きって伝えるのってどう思う？」って」
『そっ、れは･･･』
「へぇ？そんな可愛いこと思ってたんだ？」
ニヤニヤと翔くんが寄り掛かってくる。
「けどそれを他の男に相談するのはどうなの？もしつけ入れられてたらどうするつもり？」
『えっ？いや、生田くんはそういう子じゃ････』
「何をもってそう言い切れんの？なぁ？」
『こわ････』
生田くんに視線を送ると、めんどくさそうな顔をされた。
違う。翔くんはめんどくさい男じゃない。
「俺を面倒なことに巻き込むなよ。ほら、これでも飲んでろ」
『これめちゃくちゃ甘いやつじゃんか！』
と文句を言ったけれど、生田くんは翔くんとなにやら話している様子だった。
何よ。せめてもっと酔えるものにしてよね。
そんなことを思いながらチビチビ飲んでいると、ママがくすっと笑った。
「ふふ。櫻井さんって方、とても素敵な人ね」
『まぁ･･･ドＳだし、強引だし、下ネタとか急に言いますけど･･･なんだかんだで、すごく素敵な人だと思います』
「いいわねぇ、そういう青春！って感じ」
『やめてくださいよ〜！もうそんな歳でもないですから！』
「何言ってるの！２６なんてまだまだ子供よ！」
バシバシと肩を叩かれ、苦笑いをこぼす。
「ああ、そうだわ！今思い出した」
『？どうかしたんですか？』
首を傾げると、何故か満面の笑みで生田くんの腕を掴んだ。
そしてそのまま奥へ向かう。
「ちょっとおつまみ作ってくるわね！斗真には味見してもらうから連れて行かせてもらうよ」
『ど、どうぞ･････』
何でそんなに笑顔なんだろう･･･。
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とも(プロフ) - 智くん…頑張ったね（ＴＴ）しつこい様だけど…智くんと(;´д｀) (2020年5月6日 21時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - ともさん» 大野くんにはつらい選択をさせてしまったとは思いますが、これも彼なりに頑張って考えた答えということで・・・・しかし大野くんもこのままモヤモヤしたまま終わることは無いのでご安心ください！ (2020年5月6日 18時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - えー智くん(Ｔ＿Ｔ）智くん担の私的には…依存でもなんでも智くんと… (2020年5月5日 12時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - シャートさん» ありがとうございます！思った以上に長くなってしまいましたが、今回か次で終わらせる予定ですので、楽しみに待っていてくださると嬉しいです！ (2020年5月3日 16時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
シャート - 続編おめでとうございます！！これからどうなっていくのかがとても楽しみです！！これからも頑張ってください！！応援しています！！ (2020年5月3日 16時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年5月3日 15時
