幼馴染に3年ぶりに会うためきれいになって見返します！【stpr】

26日目 ページ32

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る「とても大切で」
莉「優しくて」
な「俺たちを毎回心配されてて、でも愛されている」
る、莉、な「幼馴染なんだよ/です」

俺たちは声をそろえていうと

『そうなんですか…。それほど私は愛されてた…？』
な「うん。愛されてた。これでもかってほど。」

するとAの目から涙が出てきていた。

莉「え、大丈夫？！」
『ごめんなさい…！ごめんなさい…！！』
る「え、何がですか？！Aは悪いことしてませんよ…？」
『…皆さんから私は愛されていたのに、私はあなたたち、全員を忘れてしまった…！
そんな自分が憎くて…！！』
な「…大丈夫。ならさ、A。皆のことあだ名で呼んでくれたりする？」
『はい…！！皆さんのあだ名って…？』


ふふ。Aと少しは心の距離が縮んだかな？

な「まず、そこの黄色の人はるぅちゃん。」
『るぅちゃん？』
る「はい！」
な「赤の人は莉犬くん。」
『莉犬君！』
莉「はーい！」
な「俺はなーくんｗ」
『なーくんっ！』
な「そうそう。」


あとは、自宅待機組だけかな。


『あとの三人は…？』
莉「え、なんで人数…」
『…だって、私の病室に来てくださったとき、あと青髪の人とピンク髪の人、橙髪の人いたじゃないですか。』
る「覚えてくださったんですね」
『そりゃそう。だってあんなに悲しそうな顔してるあなたたちが脳に焼き付けられて…。』
な「そうだったんだ…。」


“覚えてくれてた”。

その言葉が俺たちは嬉しかった。

な「青髪はころちゃん、ピンク髪はさとちゃん、橙髪はジェルくんね。」
『ころちゃん、さとちゃん、ジェルくんですね』
莉「ねね、A。」
『莉犬くんどうしたんです？』
莉「敬語じゃなくてタメ！
幼馴染なんだから！」
『分かりました…』
莉「あ！」
『分かったｗ』


よし。タメになったし、もう家につく。

ころちゃんたち、どんな反応するかな？



な、る、莉「ただいまー！」
『た、ただいま…』
こ、さ、ジ「…おかえり…」
『…ころちゃん、さとちゃん、ジェルくん。』
こ、さ、ジ「っ！もしかして…！！」

ころちゃんたちは、すぐに記憶が戻ったって思ってそうだけど…。


な「まだ記憶は戻ってないよ。」
『…あなたたちのことを忘れてしまい、本当にごめんなさい。』
こ「別にいいよっ！あだ名で呼んでくれただけで嬉しいしっ！」
さ、ジ「そうそう！！」
『そうですか…？』


ころちゃんたちもあだ名で呼んでもらって、前みたいにまた元気になってくれて。

もりさん的に嬉しい。

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