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白「おぉ…デカイな体育館も人も」
「そうだね、お前も十分デカイけど」
白「やだなー、照れるよ」
「褒めてない。」
白「それより見つかったー？」
体育館に着いて国見を探してる私達。
といっても祐樹は知り合いでもないらしいから、実質私だけなんだけどね探してるのは。
ここまではバスで来たのだが、試合の始まる前に来てしまったらしい。
せっかくだから始まる前にひとこと声かけようと思ったのに国見はどこだろう…
？「おい、お前ら他校生だろ。ここに何か用か？」
バレー部の人(恐らく先輩だと思われる)と思わしき人に声をかけられた。
それもそうとう訝しげな目で。
それもそうか、これじゃあただの不審者だ。
いつの間にか周りの目はこっちに向いている。
なにこれ怖い。
私が固まっていると、
白「こいつの中学んときの友達が練習試合見に来いって言ったから応援に来ました！そんで俺は付き添いッス！」
こいつのコミュ力の高さには本当助けられる。
今だけお前が神に見えるよ、うん。
その他の事情や、国見を探してたことなどもテキパキと説明してくれてるコイツは本当すごいと思う。
岩「そうか国見の同級生か…(てっきり他校のクソ川ファンかと…よかった…)俺は副主将の岩泉一だ。そこのベンチで座ってろ、呼んでくる。」
白「あざっす！」
え、なにこいつむっちゃ溶け込んでるんだけど。
いつの間にか周りの意識もこっちから練習へと戻っていた。
私も流石にお礼くらいは言わないと…
「あ、ありがとうございます…」
あぁ…声震えた…コミュ障つらい…
岩「ついでに試合も見るならそこで見て行け。見やすいだろうから。」
白「マジすかっ？！ありがとうございます岩泉サンっ！！」
岩「まああれだ、怪我だけはすんなよー」
なんかあれだ…あの人イケメンだ。
わざわざ他校生の一年のために後輩を呼びに行くなんて人が良い人なんだろうな。
そんなことを思いながらバックを漁って国見への差し入れを確認する。
よし、あるぞ。忘れてなくてよかった。
国「A」
「久しぶり、国見」
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作者名：sk.y | 作成日時：2015年1月10日 18時
