5 ページ5
背後にベッタリとくっついていた奴は下駄箱に着いたからやっと離してくれた。
あらら…やっぱり来ちゃったかぁ…ラブレター(果たし状)。
最近視線が痛いと思ってたんだよな…
やっと下駄箱まで来られたのに朝から憂鬱だ。
これもそれもコイツが入学式から無駄にベタベタしてきやがったせいだ、殴りたい。
てかこれなら蛍と距離空けてる意味無いし。
蛍がよければ学校でも話しに行こうかな。
白「うわっ、昨日サボったからラブレター5枚もたまってるし。誰とも付き合う気無いって言ってるのに…」
「私もラブレター(という名の果たし状)入ってる」
白「お互い大変だな」
「そうだな(違う意味で)」
最悪喧嘩は強い方だからもし暴力で来てもかわせばいいよな、うん。
返り討ちにする必要無いし。
でも今時いじめなんて古典的な方法でくる子はいないよね、だよね、大丈夫だよね。
コイツには言わない。
絶対面倒なことしそうだし。
白「今日さ、肉まん奢ってくれるって言ったよな?一緒に帰ろうぜ!」
この前ゲーセンで惨敗した罰ゲームで約束したな、そういや。
あ、でも今日じゃないか…青葉城西に行く日って。
「祐樹ー、すまん今日無理だわ」
白「なんかあるの今日?」
「うん。あれだよ、青葉城西に行く」
白「いきなりだね?!」
「中学んときそこそこ仲良かった友達がそこのバレー部なんだってさ。そんで練習試合だから見に来いってさ。」
白「俺の知ってる人?女の子だよね?」
「いや男。あー、部活関係じゃないしクラス離れてたから知らないかもな」
白「俺も行く」
「別に構わないけど、なんで?」
白「友達になりたいから」
「あっ…(察し)」
白「そんな目で見るな!俺が男友達少ないの知ってるだろ!!!」
「なんだてっきりホ○に目覚めたんだと…」
白「違うよ?!」
「はーいはーい。あ、そいつに連絡しとくから先教室行っといて!」
白「俺はホ○じゃないからねー!!!!」
元気だな、あいつ…走ってっちゃったよ。
えーと、連絡しないとね一応…あいつに。
_______国見に。
10人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sk.y | 作成日時:2015年1月10日 18時