【HQ】イケメンな私と烏野排球部【月島】 (ページ14)

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日「おー影山！！

ちょうど良いところに来たな！！！！」

あーやだ嫌な予感しかしないなにこれ死にたい。

影「あぁ？」

日「マネージャー勧誘手伝ってくれよ！！！」

「いや雛木くん私やらないよ」

日「もし入ってくれればマネージャー2人！！！

清水先輩の負担も減る！！！！

それになんかマネ2人とかなんか、

…強豪っぽい！！」

引き受けた覚えもないバレー部のマネージャーの話がどんどん進んでいく。

私はやると言った覚えはない。

というか拒否しかしてない。

すると少し考え込むような様子を見せていた目つきの悪い彼は突然ばっと顔を上げた。

影「…！！

俺ちょっと菅原さんに話してくる！！！！！」

それからすぐ、やめろと叫ぶ私を無視して、というか聞こえていないようで、嬉しそうに目を輝かせながら廊下に飛び出してしまった。

どうやら目の前の目つきの悪い彼は…えーっと影谷くんだっけ？←違う

確信した、影岡くんは私の敵だ。

「あの！！！！！！！！

私の人権はっ？！？！拒否権はっ？！？！？！」

日「おう！影山頼んだ！！！！！」

「ちょっと！！私は了承していない！！！！！！」

日「これからよろしくな！！」

「話を聞けええええええ！！！！！！！」

日「あ、あとおれは日向だからな！」

「それはほんとにすいません」

私3文字以上の人の名前覚えるの苦手なんですごめんなさい。

私の記憶のキャパシティは勉学関連に大きく振りきれてしまっているので対人は苦手なんです。

これは勉強熱心な父の影響と、おおらかな母の教育の賜物であろうが、私はこれを嫌だ思ったことは一度もない。

だって勉強は楽しいもの。

…だが人の名前は間違えちゃいかん。

「いやほんとそれはごめん日向くん」

日「正解！！」

そう言ってにこにこと人懐っこい笑顔を見せる日向くん。

私みたいな無礼者に根気良く接してくれた目の前のこの太陽みたいな日向くんに、ちょっとでも恩返しできるならマネージャーもいいかもしれない、と思ったのは内緒だ。