【3】side.O ページ3
愛しい。
それは俺を狂わせるくらい。
でも、そんな愛すべき存在は俺と交わした約束をことごとく破るんだ。
俺からのお仕置きに顔を歪ませる翔くんは目に見えて綺麗で可愛い。
カチャカチャと手錠の金属音が鳴り、普段の真面目な翔くんからは想像の出来ない、その哀れな姿を見れば、口元が緩まずには居られない。
首筋をなぞるように撫でれば、ビクビクと敏感に反応する翔くん。
くすぐったそうに目を細め、何かを言いたそうに口を籠らせるが、俺に逆らう事が出来ないとその賢い頭脳で判断したのか、何も言わず、俺にされるがままとなっている。
明日の仕事に影響が出ない程度に翔くんを味わったけど、やっぱり、物足りない。
もっと啼いてほしい。
俺だけにしか見せない顔をもっと見せて？
初めて見た時から、俺の本能が異常を示すくらい、反応していた。
可愛い、こんなに綺麗な少年が俺と同じ世界に生きているって…。
しかも、ジャニーズJrで共に同じ時間を過ごしているって…。
『大野くんのダンス、俺の憧れです！貴方みたいに踊れたら、もっと楽しいんだろうなぁ。』
『…そうかなぁ。』
俺の後ろに立って、俺のダンスの真似を必死にやってる翔くん。
それが物凄く可愛くて面白くて、先輩として守りたくなった。
その時は我ながら、汚れてなかったと言えるけど、今となっては、あの頃から俺は翔くんにゾッコンだったんだなって思う。
まぁ、今、こうして翔くんを自分のモノにしているから、構わないんだけどね？
疲れ果てた翔くん。
俺の部屋の地べたで、ぐっすりと寝ている。
ふっくらとした唇、長い睫毛に綺麗な形の目と女性並みの涙袋。
見事な造形美だ。
こんなにも愛しいと思えるのは、メンバーでも翔くんくらいだよ。
綺麗な寝顔を眺めつつ、翔くんのサラサラの髪を慣れた手つきで梳き、うっとりとした気持ちに浸る。
「誰にも…渡すもんか。」
翔くんが相葉ちゃんが好きで、付き合っていたのも知っている。
別れたのを知った時、俺の感情は一気に揺れ動き、一つの感情が支配した。
それは…
「歓喜」だった。
酷いかもしれないけど、翔くんだけは譲れなくて、相葉ちゃんと別れた事が、本当に嬉しかった。
神様が俺にチャンスをくれたんだ。
そして、このチャンスを抜かりなく、しっかり掴んで、翔くんを手に入れた。
メンバーにどう思われても構わない。
翔くんが居れば、それだけで俺の心は、満たされ、幸せなのだから。
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山風無限(プロフ) - 白恋悠宇さん» 一応、もう一度、コメントを返させて頂きます。ありがとうございます。なるべく、早く続きを書くつもりなんですが、忠実に再現したり、嵐さんのメンバーの設定とかもあるので、月一かニ位のペースになりますが、宜しくお願いします。 (2016年5月27日 0時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
白恋悠宇 - 続き期待してます！ (2015年3月1日 17時) (レス) id: dd0cd03f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
x他1人 | 作成日時：2015年3月1日 17時
