【19】side.O ページ19
嫌われた。
ふざけるな…。
気持ちが抑えられない。
翔くんを愛しているからこさ、些細な事でさえ、敏感になるっていうか、嫉妬してしまう。
それが例え、大切な筈のメンバーでも…。
初めてだった…翔くんに手をあげたのは…。
未だに感触が忘れられない。
冷静に考えれば、やってはいけない行為を翔くんにしてしまったと思う。
でも、翔くんも翔くんだ。
覚えてないとか、記憶にないとか、何で…。
『そ、それがおかしいよっ！お、俺っ、メンバーを否定するような智くんなんか嫌いだっ！』
嫌い嫌い嫌いきらいきらい……キライ？
「……嘘ばっかり。」
翔くんが俺を嫌うなんてあり得ない、嫌いを言えるのは俺だけ。
翔くんに俺を嫌う権利なんて無いし、例え、嫌っていたしても、俺が離さないから。
そう簡単に相葉ちゃんの所に行かせないよ？
ちゃんと目が届く所に翔くんを置いておかないと気が済まないというか、どうにかなっちゃいそうだ。
俺の愛が重たい？
それは違うよ、翔くん。
むしろ、君の俺の愛が軽いんだよ？
分かってないなら、俺が一から教えてあげる。
だって、俺だけが、翔くんの唯一無二の「恋人」だからね。
まずは翔くんの心を蝕み、乱す彼に釘を刺しておかないとね。
「どちら様ですか〜って、リ、リーダー！？」
「相葉ちゃん、家飲みしない？」
「えっ…うん！珍しいね！リーダーが俺に言ってくるなんて…。さっきまでニノと話してて、それから家に帰ってきたんだけど…今日はメンバー尽くしの日だねっ！入って入って！」
相葉ちゃん、ごめんね。
こんな俺でもメンバーだからか、罪悪感を感じるようだが、これは愛しの翔くんを俺だけの翔くんにする為の工程、作業でしか無いんだよ。
メンバーだろうが、容赦はしない。
情けなんて俺には要らない。
翔くんさえ居れば、それ以外はどうでもいい。
「ところでリーダー、翔ちゃんは？」
やはり、相葉ちゃんは気付くよね…。
メンバー１の天然なくせして、意外とよく見てるっていうか、着眼点が鋭過ぎて、最早、笑えてくる。
「疲れて寝ちゃってるから、寂しくてね…。構ってもらえなくて悲しかったから、来ちゃった！」
「そっかぁ〜。翔ちゃん、最近、ドラマや映画、宣伝の仕事もあって例年通り忙しいもんね〜！」
「プライベートくらい…休ませてあげたいからさ。ひとまず、乾杯しよっか？」
「「乾杯〜♪」」
嘘で塗り固められて偽りの晩酌が始まった。
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山風無限(プロフ) - 白恋悠宇さん» 一応、もう一度、コメントを返させて頂きます。ありがとうございます。なるべく、早く続きを書くつもりなんですが、忠実に再現したり、嵐さんのメンバーの設定とかもあるので、月一かニ位のペースになりますが、宜しくお願いします。 (2016年5月27日 0時) (
レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
白恋悠宇 - 続き期待してます！ (2015年3月1日 17時) (レス) id: dd0cd03f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
x他1人 | 作成日時：2015年3月1日 17時
