大好きだった。【すとぷり】【るぅと】

s i x ページ7

flashback: 3年前

そ「るぅと。」


颯太さん、
いや、るぅと(くん？)は、

私の言った名前を繰り返し呟いた。


そ「好きかも。」


『あ、気に入ってもらって嬉しいな、る、るぅと、、



や、ごめん、やっぱりるぅとくんって呼ぶ。』




る「いや、名前も好きだけど、


Aので事がすき…」


小さな声でるぅとくんはそう呟いた。


私の体は急にあったかくなった。


る、るぅとくんが？


私のことを？


『え、？』


そう口に出してしまった。


さっきまで照れながら横に顔を逸らしてたるぅとくんはこっちを見た。



目が泣きそうになっている。


る「ご、ごめん！」


慌ててる。


『いや、そうゆう意味じゃない！

あの、私も、


るぅとくんの事が好きです。』



るぅとくんので不安な表情は笑顔に変わった。


そして、思いっきり私に飛びついて、


ぎゅーっと抱きしめてくれた。

私の心臓はどくどく、どくどく。




夜の公園。

人は私たち2人だけ。


すこし高台にあるベンチに座っていた私たちは


町が一望できた。



いろんな色の光。

動く車。



いろんな人がいるけど


その中でも私は一番幸せだと確信した。



もっともっとるぅとくんの方による。

る『僕、本当にAの事がすき。大好き。』




両思いになった私たちだった。

s e v e n→←f i v e

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す