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2nd night:死ぬことを知りつつ ページ15

私の発した言葉にFoxyは耳を疑った。
「おいちょっと待て、殺害予告?」
私は頷いた。
「うん、殺害予告。」
ポケットから私は自分のケータイを取り出し、兄のパソコンのメールのデータをコピーしたものを見せた。Foxyはこれを読んでゾッとして私の肩を握って強く言った。
「やめたほうがいい。」
「それが出来ない。もう決まってることなんだ。クローゼットの中に私のFoxyの海賊服を模した仮装セットがある。
それに、私の心を癒すためのイベントだって父母ともに張り切ってる。何より…」
私は息を吸い込んで続けようとした。
「どうしても行くのか?」
Foxyは声を低くして問いかけた。
「うん。でもハロウィンパーティは真相は確かめる時ではないよ。」
私は声を震わして言った。やはり、死ぬのは怖い。
「…怖いよな。」
「うん。」
私は、リビングの真ん中で泣き崩れた。Foxyは立ち膝して優しく私を抱きしめた。背中にはフックが当たって少し冷たい。でも、Foxyは陽光を浴びて人肌並みに温かった。
「虚勢を二度と張るなよ。お前はまだ子供なんだ。」
私は大声で泣いた。Foxyは私の歳不相応な立ち振る舞いを知っていた。私が隠していた悪夢が家族に知られた今、もはや空威張りをする意味が失われていた。

「この事を兄以外の身内は知っているのか?」
それから、リビングから部屋に戻って2人(?)でこれからのことについて話をした。
「誰も知らないよ。」
私は泣いてから落ち着きを取り戻してはっきりと答えた。
「そうか。俺が父か母に殺害計画の件を話すか。」
「Foxyばかりに世話かけるのは申し訳ないよ。これは私が話す。」
私はケータイを握って真面目な顔をして言った。そして、私は携帯の画面を開いて母の携帯電話の番号を入力した。
「Foxy、私はあなたがいたおかげで少し余裕が出来たよ。ありがとう。」
「まだ、何もしてないけどね。さ、早く電話をかけよう。」
私は頷いて電話をかけるボタンをタッチした。
「もしもし」
「もしもし?お母さん、少し話したいことがあって今から少し長く電話していい?」

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TG - 面白かった〜(*´ー`*) (2019年4月14日 20時) (レス) id: 00381a214e (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ヒュドールさん» はい!楽しみに待ってますねヽ(*´∀`)ノ (2017年10月15日 22時) (レス) id: 0dc233b9ac (このIDを非表示/違反報告)
ヒュドール(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!本作品は続編も製作する予定なので楽しみにお待ちください! (2017年10月15日 20時) (レス) id: d9d83f195a (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 突然失礼します!この作品とても面白いです!更新頑張ってください!!! (2017年10月15日 19時) (レス) id: 0dc233b9ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒュドール | 作成日時:2017年9月23日 8時

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