紫の一匹狼 (ページ33)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:38,118 hit

・ページ33

・

仲良さげに話す3人の空気感を見計らって
はい、これにコメント残して〜とカメラを向ける。

「え！カメラいつのまに！！！」

中「いやめっちゃ演技くさいじゃん笑」

「何喋ればいいんですかね、これ」

『名前と所属グループと何か一言あれば』

「えーっと、」

″ ……A、です、志乃A 。
　パパのむすめです、！″

「SixTONESの志乃Aです」

「えー…ニノさんの娘やらさせていただいてます笑」

「ちょ、ニノさん？！笑って？！」

『、いいから続けなさいよ笑』

「…はい、えっと、ニノさんおめでとうございます！」

「今度ぜひジャにのさんにお邪魔させて
　くださーい」

何故か蘇った昔や記憶に、思わずAの
頭に手を乗せてしまう。

「？ニノさん、？」

『…大きくなっちゃったね、A』

知らなくてよかった事も知らなきゃ
いけなくなっちゃって。

背負わなきゃいけないものが増えちゃって。

元々我慢しがちなのにもっと我慢することも
増えちゃって。

大人なんてつまらないものになってしまった。

そんな意味を込めて頭をふわりと撫でると、
意味がわかったのかわかっていないのか

「ちゃんと準備はしてきたし、
　今は頼れる仲間がちゃんといます」

と微笑むとじゃあお時間なので失礼しますねと
みんなに一礼してから部屋を出て行った。

中「なんか、あの頃と重なりますよね」

『あのこは…きっともう大丈夫だよ』

『さっきの目、凄い強くていい目してた』

中「やっぱりそう思いました？」

　「来たときと似た目してましたよね」

山「ニノさんと中丸くんもうなんか
　親の顔してますよ笑」

ニ「まあ本人に娘って言われたしね」

菊「いやドヤ顔うざ！笑」

山「でもいいな」

ニ「なんで？」

山「だって、俺らの知らない姿いっぱい知ってるんですよね？」

ニ「特に中丸は仲良くしてたしね」

菊「だから雄一くん呼びなんですか？」

中「そうそう」

　「俺らに預けたくせにジャニーさん
　 You達Aから離れてよ！ってずっと
　言ってきてた笑」

そこからAの昔話を少しして。

1人でもグループでも呼びたいですねなんて盛り上がって。

……ほんと、大きくなってくれたよな。