紫の一匹狼 (ページ32)

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大きくなっちゃったねページ32

(※時系列バラバラで定めてないので
　ジャにのメンバー4人ともいます！)

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森「はよー」

　「あれ、Aは？」

京「もう行ったよ」

森「あーそっか、今日って」

side：二宮

今日は生放送前、通常撮影するからいるよ、と
1人に連絡したんだけど
どこから漏れたのか朝から色んな人が
訪ねてきてくれる。

何年経っても何人に祝われても
なんだか気恥ずかしくてくすぐったい。

カメラを回しているとみんなそれなりに
いい反応をしてくれてこれshortsじゃなくて
本編いきでもいけそうだななんて考えたりして。

ノックの音にまた誰か来てくれたんだなと
思いながら返事をする。

「失礼します、おはようございますっ」

堅いくらい丁寧に挨拶をしたと思えば
走ってすぐに目の前に。

「ニノさんっ！お久しぶりです、
　お誕生日おめでとうございます！」

『おー、A久しぶりだね笑』

『ありがと、開けてい？』

「どうぞどうぞ」

「あ、あと皆さんにこれ」

中「ん？なに？」

「差し入れ…的な？」

菊「えー！姉貴からの差し入れとかマジやばいじゃん！」

「え、風磨にはあげないよ？」

菊「え、え？」

「これは山田くんでー、」

山「え、これ俺気になってたやつなんだけど」

「ほんとですか？よかったです笑」

「あ、これ雄一くんの」

中「おー、ありがと」

「はい、風磨」

菊「ほらー、この人こういうとこあるからすk
「みんなをイメージした味にしたんだけど、
　もし嫌いとか無理ってのあったら交換可なので！」

『あっはは笑笑』

「え、なんですか？」

『いや、風磨のあしらい方慣れてんなーって笑笑』

「あー…まあ、？笑」

何故か目の前のAは一瞬だけ苦しそうな
顔をした。

今は笑って山田と話し始めたけど
気のせいじゃ…ないよな？

菊「姉貴って、多分本気で俺のこと
　苦手なんすよ」

いつのまにか横にいた風磨。

風磨は多分誤魔化しても無駄なタイプだから
あえて普通に聞く。

『え？なんで？』

菊「まあ俺が名前を呼ばない理由も
　そこに含まれたり…みたいな」

風磨にとって、二人にとって触れられたく
ない過去なんだろうから俺はそこから
なにも聞かなかった。