紫の一匹狼 (ページ24)

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Dear Jessee ページ24

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side：ジェシー

「せーのっ、」

「「ジェシー！誕生日おめでとう！！！」」

『っだー！！！なにこれ！！！！！！』

なんだかおかしいなとは思っていた。

今日の夜帰ってから暇？っていう連絡とか
帰ってる途中から見える部屋に灯りが点ってたこととか。

森「さあさあ、主役はここに座って！」

松「今年の抱負はなんですかっ！」

田「いやはやいのよ」

俺より楽しそうにはしゃぐみんなをみてさっきまでの
仕事の疲れが吹っ飛んでなんか俺まで笑えてきて。

隣にちょこんと座る子も珍しくソワソワしてる。

『Aこーゆーの嫌いなんだと思ってた』

「え、なんで？」

『だあって、いつもこーゆーのやっても遠くから見てるイメージだったし』

「あー…笑」

「でも、わりと好きだよ」

「………ま、この6人との時だけだけどね笑」

こういうの、あまり言う子じゃないけど
言う時はほんとにどストレートに言ってくるから
ずるいんだよなあー。

京「まあ今回提案したのAだしね」

「ちょっと、大我、！」

『…へ？』

髙「せっかくのジェシーの誕生日になんで7人の仕事がないんだってすんごい怒ってた笑」

「もー、髙地まで…」

別に張り切ってたとかじゃないからね？と
訂正するAが一生懸命でなんだか子犬みたい笑

『ありがとね、嬉しいよ笑』

田「おい俺らにも言えよ！」

『わーってるよ笑』

『俺今正直どの現場で、どの人に祝われたよりも
　嬉しいよ』

『ありがとう』

「「 … 」」

「「ふー！！！」」

『お前らほんとそのテンションやめろって笑』