第9話 ページ9
くじで二手にチームを分け、まずトップバッターはシルクとマサイペア。
シルクがAのお風呂を入れマサイが着替えさせる作戦。
シルク「よっしゃ、お風呂行くかー」
『えぇー』
シルク「えぇーって、お風呂入んないとご飯食べれないぞ」
『ない!』
シルク「なくない!折角もっきゅんがご飯作るのになぁ、もっきゅん泣いちゃうなぁ」
『もちゅ、えーん?』
シルク「そう、お嬢がご飯食べてくれないようって泣いちゃうぞ」
ちらっとモトキに目配せすれば、何かが分かったように咄嗟に目元を手で覆い泣くフリをする。
それを見て、てちてちと効果音が付きそうな足どりでモトキに近付き、頭を撫でるA。
シルク「優しいけど違う」
モトキ「お嬢、俺のご飯食べたい?」
『たべるー!』
モトキ「じゃあ、シルクと先にお風呂入れる?」
『うん!にちゃ、ちゃぷいくよぉ』
シルク「助かったモトキ!」
モトキ「いってらっしゃーい」
一応Aもレディなので流石に中までカメラは付いていけず、脱衣所からカメラを回し音声を撮った。
慣れてはいないが手こずりもしていない様で、数十分で風呂場から引き上げられたAを、バスタオルを構えたマサイが優しく抱き締めた。
しかし下着を履かせ、上のTシャツを着せた所でAが脱走。
マサイ「あっ!逃げた!」
シルク「なにぃ?」
マサイ「こらお嬢!」
髪も濡れているのに、とタオルを広げて追いかける。
大人と子供では捕まるのもあっという間。
マサイ「ほい捕まえた」
『やーっ!ましゃー!』
マサイ「やーじゃない、風邪引くでしょ」
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作者名:憐 | 作成日時:2018年7月13日 4時