第3話 ページ3
Aが起きたのは二時間後、撮影も終わって静かな家の中を歩いてシルクを探した。
『にちゃ?』
モトキ「あ、お嬢が起きた」
『にちゃは?』
モトキ「シルクはお仕事行っちゃった」
『えー』
モトキ「えーって言われましても」
撮影後、シルクとマサイは企画会議があると事務所へ出向き、モトキとンダホはAの面倒をみる為留守番。
撮影前に少し遊んだお陰で人見知りなどすっかり溶けたAはモトキの隣にちょこんと座る。
モトキ「シルク居なくても泣かないのお利口さんだね?」
『にちゃはおちごと』
モトキ「うん、お仕事だけどさ」
『もちゅ』
モトキ「なぁに?」
『ましゃは?』
モトキ「マサイもお仕事」
『だほちゃは?』
モトキ「だほちゃんはお買い物」
そんな話をしていた矢先、玄関から「ただいまー」という声がしてAは一目散に出迎えに行った。
『にちゃ!』
ンダホ「残念、兄ちゃんじゃないんだ〜」
『にちゃはまだ?』
ンダホ「まだだねー、Aちゃんおやつ食べる?」
『たべる!』
ンダホに抱かれてリビングに戻る。
優しく床に下ろすと素直にテーブルへ着席した。
モトキ「いい子過ぎるんだけどこの子」
ンダホ「パパとママのいう事しっかり聞いてるんだね」
『もちゅとだほちゃもすわって!』
モトキ「怒られたんだけど」
ンダホ「ちゃんと座ってくださいね〜、ジュース配りますよ〜」
モトキ「はーい」
『はーい!』
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作者名:憐 | 作成日時:2018年7月13日 4時