第15話 ページ15
『あっ！にちゃだー！』
ｼﾙｸ「お、Aいい子にしてた？」
『ましゃとだほちゃとかいもんいった！』
ｼﾙｸ「良かったなぁー」
後部座席に座ったシルクの膝の上で今日の出来事を話すAの頭を撫でた。
彼女にとって今日のお出かけは余程楽しかったようだ。
ﾏｻｲ「買ったものまた確認しといて。そこの袋」
ｼﾙｸ「サンキュ。我儘言ってなかった？」
ﾏｻｲ「全然」
ﾝﾀﾞﾎ「お嬢って本当にお利口さんだよね」
ｼﾙｸ「母親が海外で働いてて普段親父だけだから協力的なのかも」
自分の顔を見上げるAの頬を優しく摘むと仕返しと言わんばかりに唇を摘んできた。
イタズラ好きなのも父親の血かシルクに似たのか。
ﾏｻｲ「明日アスレチックじゃん、お嬢どうすんの」
ｼﾙｸ「それがさぁ、おかん達皆仕事。マネージャーさんに頼む手もあるけど、明日室内じゃん？調べたら子供が遊べる所もあってお前らが大丈夫だったら連れて行こうかなって考えてんだけど」
ﾏｻｲ「まぁ、良いんじゃない？」
ﾝﾀﾞﾎ「うん、俺も大丈夫だし、お嬢ともそういう所で遊びたいよね」
ｼﾙｸ「そう言ってくれんなら助かるわ」
ﾝﾀﾞﾎ「シルクが思ってるより俺らお嬢にメロメロだから気遣わないでよ」
ﾏｻｲ「うん」
『だほちゃ、めおめお』
ｼﾙｸ「メロメロ。お前の事皆好きってこと」
『えーっ！しゅきなのー？』
ﾝﾀﾞﾎ「大好きだよー、お嬢はダホちゃん好き？」
『んっとねぇ、にちゃがしゅき』
ﾝﾀﾞﾎ「フラれたー」
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作者名：憐
| 作成日時：2018年7月13日 4時
