▽26ｰ幻覚現実LINE ページ27
カンタside
｢カンタ飯は？｣
｢あとで食べるー。｣
自分の食べる分のご飯をもって
俺のとなりに座りながら訊いてくるトミーに
返事を返して、このあと投稿する予定の
動画の編集に打ち込む。
動画の投稿時間まであと１時間を切り
つりそうになる指を必死で動かす。
朝から実験や検証に使う用品の買い出しに
何件もまわって、昼から動画撮影。
メイン２本、サブ１本を撮り終えて
メインとサブの編集
サブの編集を終えてメインに移って約２時間
ゆっくり編集しすぎた！！
昼ぐらいからピコンと音が鳴ってる
携帯を無視して片付けと編集
｢やべぇ…｣
｢頑張れカンタ！｣
……。
タンッとenterキーを押して
何とか編集し終えた動画をギリギリで投稿し
TwitterにもURLを貼って呟く。
｢何とか終わった…。｣
｢お疲れ、ほれ、飯！！｣
｢ありがとう｣
コンビニのおにぎりを
トミーから受け取って頬張りながら
無視していたLINEの確認
――Aさんから…。
動画見てくれてるかな？
そう思ってトークを開くと
ビックリして、一回画面を閉じる。
おにぎりを食べる。
もぐもぐ。
｢嘘でしょ？｣
｢ぅん？何が？｣
もう一度画面を開く。
やっぱりある、嘘じゃない…
俺、疲れて幻覚見えちゃってる…？
携帯を持ってボーッとしている俺に
不信感を抱いたトミーが
携帯画面を覗き込んで
一時停止。
｢ちょ、お前これスゲーぞ！！｣
｢やべーよ！！｣
｢なにやってんだよ！早く返せよ！｣
一人でわぁわぁ言ってるトミーの声で
我に返った俺は
なんて返せばいいかわかんなくて
トミーに聞きまくる。
｢ねぇ、なんて返せばいいの！｣
｢全然会えます！とかだろ！｣
｢その続きは？｣
｢知らねぇよ笑 とりあえず送れよ！｣
トミーに言われるままに
遅くなってごめんなさい、と
僕も会いたいです。と返す
でも、なかなか送信ボタンが押せなくて
両手で顔を隠して
あぁぁあ…と唸っていると
トミーに手を掴まれて
送信ボタンを押してしまった。
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海月(プロフ) - 《ロシアの狐猫》みもうねこさん» コメントありがとうございます！行間ですね。気持ちとか行動、発言で行間は変えてるんですけど…もう少し短くしてみますね！ (2016年9月8日 18時) (
レス) id: 1f021aa7d4 (このIDを非表示/違反報告)
《ロシアの狐猫》みもうねこ(プロフ) - 面白いです！カンタ可愛い(笑)更新頑張って下さいね！あ、あと、行と行の間の行間が結構長いので、もう少し短くしたほうが読みやすいかもです( *・ω・)ノ (2016年9月8日 17時) (レス) id: c34ebd21c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2016年9月5日 22時
