▽22ｰ降り注ぐ笑いと水しぶき ページ23
イルカショーの会場についたら
ショーが始まる時間が近いのか
席はほとんど埋まってた。
｢水かかるところ空いてないかな…？｣
｢そんなにかかりたい？笑｣
前列の方の席を必死で探すシルクに
笑って返すマサイくん。
シルクはどうしてもかかりたいらしく
5人で前列を探したらトミーさんが見つけてくれた。
私とマサイくんは濡れたくないので
シルクたちが座っている位置よりも
二段高めの位置に座る。
シルクと水溜りボンドの二人が後ろを振り替えって
ものすごい満面の笑みで手を振ってきた。
マサイくんと笑いながら振り返す。
しばらくして水族館のお姉さんの
アナウンスが入ってポップな音楽と共に
イルカとお姉さんが登場してきた
ショーが始まってイルカがぴょんぴょんと
ジャンプをしまくる。
隣のマサイくんはパシャパシャと
イルカや前列の三人を撮っている
｢A手こうしてこっち向いて？｣
｢ん？はーい｣
三人の後ろ姿とジャンプしたイルカを
指差して驚いたような顔をする
それをマサイくんは写真に撮る
そしてついにシルクが一番楽しみにしていたこと。
アナウンスが入って
今までよりもイルカが客席近くで
大きく跳ねる
気持ちいいくらいのバシャンという水音と
異常なくらいの水しぶきが
前列に座っているお客さんに降り注ぐ。
｢おおお、やべぇ笑｣
｢びちゃびちゃーじゃん！笑｣
水のかかった三人を見てまた二人で笑う。
そのあともイルカの水しぶきは
弱まらず容赦なく降り注いでいた。
ショーが終わって会場を出ると
びちゃびちゃになった三人が出てきた。
｢ヤバイヤバイ笑｣
｢濡れてきたよ｣
｢イルカ容赦しないよね！｣
シルクのグレーのTシャツが
全部濃い色に変わってて
トミーさんの跳ねた髪型が
しゅんってなってて
カンタさんの横に流れた前髪が
上にかきあがっていた。
水に濡れたカンタさんもかっこ良かったけど
三人で同じ顔をして会場から出てきたのが
何よりも面白くて
思わず携帯で写真を撮ってしまった
｢Aさん！何で撮ったんですか笑｣
カンタさんにそう言われて
ふふっと笑い返す。
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海月(プロフ) - 《ロシアの狐猫》みもうねこさん» コメントありがとうございます！行間ですね。気持ちとか行動、発言で行間は変えてるんですけど…もう少し短くしてみますね！ (2016年9月8日 18時) (
レス) id: 1f021aa7d4 (このIDを非表示/違反報告)
《ロシアの狐猫》みもうねこ(プロフ) - 面白いです！カンタ可愛い(笑)更新頑張って下さいね！あ、あと、行と行の間の行間が結構長いので、もう少し短くしたほうが読みやすいかもです( *・ω・)ノ (2016年9月8日 17時) (レス) id: c34ebd21c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2016年9月5日 22時
