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▽13ー信頼 ページ14

【カンタside】




 









そのあともトミーと二人はずっと話続けてて



俺は耐えるのに必死だった。



 






勘違いしそうになるからやめろー



 





何度心の中で叫んだことか。



 






トミーがいきなり二人に変なことを聞き始めた。




 





「二人はさ、Aちゃんに彼氏できてもいいの?」




 






なにきいてるんだよ!



そう、止めたかったけど一言も声がでなかったのは



どこかで俺も聞きたいと思っていたから。



気になっていたから。




 





トミーの質問に二人はうーん…と悩んで



顔を見合わせてから答えた。




 







「ただ、嬉しいだけだよな?」



「うん」



「あいつは俺たちの時間も作ってくれそうだし」



「彼氏できてもね」



 







二人とも同じ考えで



嫌だな。と思ったりもしない



むしろ嬉しいって







 



普通ならずっと一緒にいた子に



彼氏ができたーとかなっちゃったら



俺なら不安で仕方ない。




 




今まで過ごしてきた時間を


彼氏とか言うやつに簡単に越されるから。


今まで通り話ができなくなるかもしれないから。





 



でも、この二人は違って、Aさんを信頼してる。


彼氏ができても、俺たちとの時間は


時々つくってくれるはずだって。





 




この二人はほんとにAさんが


好きで


大切で


Aさんのことよく知ってるんだな





そう思った。



 





俺はまだ、好きって想いしかなくて


それもまだ一方通行で。






Aさんのことまだまだなにも知らないから





やっぱり二人が羨ましくて。




 





 




「信頼してんだな。Aちゃんのこと」



 
「当たり前(笑)」




「なんせ、高校からですから!」





 




トミーの言った言葉に



自信満々でピースをしながら答えるシルクとマサイ






 




自信満々なのがやけにカッコよくて



羨ましくて仕方なかった





 


 




「Aに彼氏でも俺らは気にしない」



「むしろ仲良くなってやるね(笑)」



 







 


あーあ、かっこいい。






いつか言ってみたいわ、そんな台詞




 




そんなことを一人で考えていたら




 


 





「ま、近いうちにAに彼氏できるでしょ」




「時間かかりそうだけど?」




「ハハハ。」





 




シルクとマサイの言葉と


トミーの笑い声なんて





聞こえなかった。


 

▽14ー?の感情→←▽12ー熱い



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作品ジャンル:恋愛
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海月(プロフ) - 《ロシアの狐猫》みもうねこさん» コメントありがとうございます!行間ですね。気持ちとか行動、発言で行間は変えてるんですけど…もう少し短くしてみますね! (2016年9月8日 18時) (レス) id: 1f021aa7d4 (このIDを非表示/違反報告)
《ロシアの狐猫》みもうねこ(プロフ) - 面白いです!カンタ可愛い(笑)更新頑張って下さいね!あ、あと、行と行の間の行間が結構長いので、もう少し短くしたほうが読みやすいかもです( *・ω・)ノ (2016年9月8日 17時) (レス) id: c34ebd21c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2016年9月5日 22時

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