【wrwrd!】主役たちに愛し愛され相思相愛【全メンバー】

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よしよし、とゾムさんに宥められる。
手の温もり、心の温もりを感じながら、ふと思った。

な ん て こ と し て る ん や

『ありがとうございました、いろいろ』

我ながら泣きじゃくりながらお礼は失礼だろうと思ったが、またしてもゾムさんの抱き締め攻撃をくらい、何も思い出せなくなってしまった(2敗)

zm「食べて元気だしましょ、気持ちに整理つくかも知れへんし」

『あい…わかりｽﾞﾋﾞｯました…』

zm「ははw」

懐からティッシュが現れた。女子力の塊かよ。

zm「どうぞ使ってください」

『さすゾムです…ﾝｸﾞｯ』

ﾁｰｰｰﾝ

すっきりした。涙も拭くことができた。

『ありがとうございました…』

zm「やっぱり笑顔が1番似合うで！敬語もいらへん！」

『…わかった！』

なんだろう、幼馴染み感強い。なんでも分かっちゃうし、面倒見いいし。
でもそう言ったら「1人の男として見て」と言われかねないので胸の奥にそっとしまった。
_____

『もう無理…』

zm「え、この後す○家行こかな思ってたんですけど」

『どんな胃してんねん』

zm「好きな子の前やと男張り切るもんやで。ま、長い時間Aを独り占めしたいってのもあるけどな」

『何言うてん』

恥ずかしさからべし、と軽く叩く。

くはは、とクツクツ笑う彼に、思わず私も笑みが溢れた。

zm「しゃーないからここで勘弁しといたるわ」

『ありがとうございます…』

zm「また来ましょね」

『ぜひぜひ！』

zm「俺送って行きますよ」

『かたじけない…ありがとうございます』

zm「そのかわり、ん」

手を差し伸べてくる。握り返す。と、絡めてくる指。

恋人つなぎかよ…。

心臓が持つか持たないかのギリギリの戦いを繰り広げながらやっと家に到着。

zm「ここがAの家なんか、よっしゃ了解」

安堵したのも束の間、即家バレ。
ご丁寧に写メられた。これ、急に訪問あるで…。

お互いにありがとうを言い合って、少し心配になりながらポケットに手を突っ込んで、寒い寒い言いながら歩く彼、ゾムの後ろ姿を、温かい目で見送って…。

今日もなかなか濃い一日やった。

…けど、我々だメンバーに急に告白される日が立て続けになっているのもあって、大掛かりなドッキリなんじゃないかなとか思ってしまったり。

ﾋﾟｺﾝ

あーだこーだと考えているうちに、LINEの通知音が部屋に響いた。

『誰ですかこんな時間に…』

紫のコアラのアイコン。

表示されている名前は_____ショッピ。

え？(困惑)

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