嘘から始まる恋【マホト・そらちぃ】

2.彼女のフリ ページ3

一日の授業が終わった


自「はぁ〜やっと終わったぁ」

ユ「じゃあ帰ろっか」

自「うん！」



私とユイは教室を出て廊下を歩いていると向こうの方で何やら2人の男女が揉めている。



女の子「そら先輩私と付き合ってくださいよ〜」

そ「いや〜困るよ…」

女の子「だって彼女いないんですよね？だったらいいじゃないですか！」




自「なにあれ笑」

ユ「すごいアタックされてるね笑」


私たちはその光景を見ながら通り過ぎようとしたその時…



そ「彼女ならいるよ！」


彼がそう行った途端、彼の横を通り過ぎようとした私の腕を掴み、自分の方へと引き寄せた。



そ「この人俺の彼女…」

自「！？！？！？！？」

女の子「嘘だ！」

そ「ほんとだよ！ねぇ？」

自「えっ？」


すると彼は女の子に聞こえないように私の耳元でこう囁いた


そ「ごめん…話合わせて」

自「はい？」



女の子は私の方みて睨んでるし、彼はお願い！と顔で頼んでいる。


うぅ…なんで私が……まぁいいや…早く終わらそう




私はゆっくりと頷いた。




そ「ほらね？だから君の気持ちには答えられないんだ」



それを聞いた女の子は拗ねて何処かへ行ってしまった。




自「あの…離してもらえます？」

そ「あぁ…ごめん…ありがとう！助かった！」

自「人を巻き込まないで下さいよ…困ります」

そ「俺3年のそらって言うんだ君、名前なんて言うの？」



人の話聞いてないし…
ユイはなぜかボーッとしてるし…




自「Aです…私も3年…んでこの子が親友のユイ」

そ「へぇ〜Aちゃんにユイちゃんね」



するとボーッとしていたユイが


ユ「あの！そらちぃさんですよね？私いつも動画観てます！同じ大学だったなんて…」

そ「ありがとう^_^」

自「え？動画って？」

ユ「この人、そらちぃさん！アバンティーズっていうグループで動画活動してる有名YouTuberだよ！」

自「え！？！？」

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