嘘から始まる恋【マホト・そらちぃ】

16.交換(1) ページ17

次の日、いつも通り大学へ行くと教室の前でそらくんが立っていた


自「そらくんおはよう！」

そ「あ！Aおはよ！待ってたよ！」

自「え？どうしたの？」

そ「一緒に授業受けようと思って^_^ 」



そらくん…あえて前のこと触れないでいてくれてるんだ…

でもこうやって心配してくれてるんだなって伝わる



自「うん！一緒に受けよ^_^」




私たちは教室に入り一番後ろの席に座った


そ「そうだ！まだL◯NE教えてなかったよね？」

自「あ！そうだね！」


お互いに携帯を出してL○NEを教えあい、新しい友達の欄にそらくんのアカウントが加わった


なんか…ちょっと嬉しかった…




そ「そういえば最近ユイちゃん見ないよね？」



あ…そうだ…まだそらくんには言ってなかったんだ…


ユイが亡くなってから1ヶ月が経つ…



さすがに言わなくちゃダメだよね…




自「あの…実はさ…ユイ…1ヶ月前に亡くなったんだ」

そ「え…それ本当？」

自「こんな嘘つくわけないじゃん…」

そ「そ…そうだよね…そうなんだ…」



2人の空間だけ暗い空気になる
そりゃそうだよね…亡くなったって聞いたら



自「本当はもっと早く言うべきだったんだけどごめんね…」

そ「辛かったね」

自「え？」

そ「大切な親友なのに…こんな辛いことないよね…俺こそ何もできなくてごめん…」

自「そんな…そらくんが謝ることじゃないよ…」

そ「もしまた辛くなったり寂しかったりしたらいつでも連絡して^_^」



そらくんは笑顔でそう言った


その言葉に涙が出そうだった…



自「うん…ありがとう」






初めては何だこいつって感じだったけど…本当はすごく優しくて…前もそうだけど一緒にいてていつの間にか元気がでる






それになぜか心臓がドキドキする…








これって…

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